6月中旬、月刊誌「FACTA」が「韓国の国家情報院(旧KCIA)が「LINE」を傍受し、収拾したデータを欧州に保管、分析している」と報じて大騒ぎになった。
・韓国国情院がLINE傍受(FACTA online)
これに対して、LINEの森川社長はブログで「そんなことはない。根拠なくユーザーの皆様を不安にさせる一部の心ないメディアに抗議する」と6月18日に反論。
・本日報道の一部記事について(LINE株式会社 森川社長ブログ)
で、この反論を受けて、翌日FACTAの発行人である阿部重夫氏が、ブログで「LINEからの抗議は正式にいただいておりませんが、形式的に抗議せざるをえなかったのだろうと考えています」と応戦。
・LINE森川亮社長の抗議について(FACTA online)
で、上記のやりとりから2ヶ月が経ち、FACTA9月号が8月20日に発売。そこに掲載されていた「LINE「韓流」日米上場に暗雲」という記事を読んでいたら、以下のように書かれていた。
もちろん、その落差の裏には本紙6月号の「『韓国籍』の消すLINEの覆面」や7月号の「韓国国情院がLINE傍受」報道がある。後者については森川社長は個人ブログで否定していたが、本誌の再反論に沈黙したままで、正式な抗議は届いていない。
LINEの森川社長のブログでは「抗議する!」と発言していたので、てっきりFACTAに熱烈抗議をしていたのかと思いきや、やっていなかったのね。FACTAが7月に報じた
5月下旬、官邸内に衝撃が広がった。韓国の国家情報院(旧KCIA)が、無料通話・メールアプリ「LINE」を傍受し、収拾したデータを欧州に保管、分析していることが明らかになったからだ。韓国政府のサイバーセキュリティ関係者が、日本の内閣情報セキュリティセンター(NISC)との協議の場であっさり認めた。
といのは本当なんだろうな。
ただ、これはLINEが悪いんじゃなくて、韓国の国家情報院が悪なので、そのあたりを説明すればいいんだろうけど、いろいろと大人の事情があるんだろう。
国家情報院(旧KCIA)といえば、金大中拉致事件。1973年8月8日に韓国の政治家である金大中が、宿泊していた東京都千代田区九段にあるホテルグランドパレス2212号室から拉致され、殺されかけるも、いろいろあって韓国で解放された事件。日本で韓国の諜報機関が拉致行為を行うとんでもない事件を起こしているんだよな。
上京して、ホテルグランドパレスを見たとき「ここが、拉致現場か!」と感動したものです。いつかはグランドパレス2212号室に宿泊したいな~
FACTAの最新号の該当記事を読んでいたら「中国がLINEの通信を遮断した理由は、韓国国情院の盗聴を嫌ったためではないか」と書かれていた。そして指名手配を受けたセフォル号のオーナーも潜伏中に楽天が買収したバイバーを使って連絡をやりとりしており、これも盗聴対策ではないか? と指摘しており興味深かった。