Hagex-day info

紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

デモデモだっての私に目が覚める一言

Aさん、いい人じゃん。
今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験1

481 :名無しさん@おーぷん:2014/06/04(水)11:22:21 ID:???
大学生の時の話。長いです。
私には中学時代からつきあっていた彼氏がいて、大学で離れてしまったが
お付き合いは続行していた。
あちらのご両親とも親しかったし、このまま結婚するんだろうなと思っていた。
しかし大学の部に入った途端彼が豹変した。
彼は中学時代からある武道の部活をやっていて、大学でもその武道の部に入ったのだが
中高校とはだいぶ雰囲気の違う部だったらしい。
彼は別人のような男尊女卑の男性になり、私が作った料理をひっくりかえしたり
体の痣(生まれつき)を嘲笑ったり、常時ワリカンなのに「奢ってもらおうとするな」と
怒鳴るような人になってしまった。
当時の私はその豹変ぶりにアワアワするしかなく、そのうちきっともとの優しい彼に戻ってくれると思っていた。
はいはいと受け流していれば嵐は過ぎ去ったので、おとなしくしていたら
彼は戻るどころかますます図に乗り、暴力までふるうようになった。

482 :名無しさん@おーぷん:2014/06/04(水)11:23:04 ID:???
今から考えりゃ速攻で別れればいいだけなのだが、当時の私はすっかり結婚するつもりだったので「人生長いのに、こんなことで別れるなんて…」と
デモデモダッテしていた。人生長いからこそスパっと思い切らなきゃいけないのに
その頃はそんなこともわからなくなっていた。
そして大学の友達に「彼氏がひどい、殴られた、こんなことも言われた」と
ぐちぐち愚痴る愚痴マシーンにもなっていた。
まわりの友達はいい人揃いで、愚痴のたび慰めてくれ「別れなよ」とアドバイスをくれたが
私はやはりデモデモダッテ。
そんなこんなで一年が過ぎた。

483 :名無しさん@おーぷん:2014/06/04(水)11:23:27 ID:???
ある日食堂でいつものように愚痴愚痴してると、友達の横に見慣れぬ女子学生Aがいた。
私の「DV彼氏がこんなにひどい」の愚痴の途中で
「こういう人ってさ、結局「カワイソーカワイソー」って言ってもらいたいだけなんだよね」
と、突然Aが隣の友達に言った。
友達は「ちょ、やめなよ」と止めるがAはかまわず
「奴隷の鎖自慢じゃん」「カワイソーって言われるのが気持ちいいんでしょ?うっざ」
「かまってちゃんきもい」「好きでそのクズ男にくっついてんだろ?だったら愚痴るな」
とすごい早口で言った。
その瞬間、私はパーーーっと目の前が光ったみたいになった。
ああそうか、今のわたしかっこ悪いんだ、こんなにみじめなんだ!ってやっと気づいた。
同情の視線じゃなく、Aの露骨なさげすみの目で見られたことで
「私、こんな目で見られるような生き物に成り下がってるんだ!」って理解できた。
今でもあの瞬間のスッキリ感は忘れない。

484 :名無しさん@おーぷん:2014/06/04(水)11:24:12 ID:???
その後私は彼氏に「別れる」と宣言し、親にDVを打ち明け、両家で話し合って
正式にお付き合い解消をした。
彼氏からは治療費をもらった。
ロミオメールではなく罵倒メールが一年間ほど届いたが、憑き物が落ちたように
彼が怖くなくなっていたので、放置した。
そのうちメールがやみ、大学卒業。
私は県外に就職し、彼氏もできて平和な暮らしを楽しんでいた。
ある夏、実家に帰省したら元私の部屋に置きっぱなしの学習机に
元彼からの手紙が乗っていた。
親が言うには「ちょっと前に届いたんで、とりあえず置いといた」と。
迷ったがいちおう読んでみた。

485 :名無しさん@おーぷん:2014/06/04(水)11:25:09 ID:???
謝罪と復縁を願う手紙だった。
「あの頃の俺はどうかしてた」「生まれ変わった俺を見て」と書いてあったが
最後が「また俺に尽くして下さい」だったので破って捨てようかとも思った。
でもやめて、その箇所を赤マルで囲って「ヤダ」と書いて彼の実家にFAXしておいた。
あとでうちの実家に元彼親から謝罪の電話があったらしいが、興味ないので聞き流した。
ちなみにAにはその後、礼を言いに行った。
Aは「私こそむしゃくしゃしてて、やつあたりしてごめん」と謝ってくれた。
その後何度か遊んだが、いい人でした。