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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

台東で戦闘機を見ながら米苔目を食べる(10日目)

台湾は海沿いに都市があり、台中・台南・高雄など基本的に西部側が栄えており、東部はあまり栄えていない。現在宿泊している台東は、東側で大きな都市と言われているが、人口は10万人ほど。街も30分もあれば全部見ることができる。今まで巡った都市と比べても歩いている人も少なく、交通量も少なく比較的静か。

台東市内はこぢんまりとして静か。町並みは古く味わい深い場所が多い

そんな台東に「台東にきたら絶対に食べろ」と紹介されているお店がある。それは「榕樹下米苔目」(台東縣台東市大同路176號)。台東で60年以上営業する老舗の米苔目屋さん。米苔目(ビータイバッ)とは米の粉とサツマ芋の粉で練ったライスヌードル。宿泊していたホテルからチェックアウトし、荷物をあずけ、ホテルから5分ほどの場所に「榕樹下米苔目」があるので、朝食として食べに行く。
しかし、台北ナビに掲載されていた住所に到着しても、それらしきお店がない。仕方ないので、屋台のおばちゃん、飲食店のスタッフ、コーヒーショップに来ているお客など、4人に聞いて「榕樹下米苔目」を発見。どうやら、台北ナビに掲載された住所から移転したもよう。行く人は注意。
店内は新しく綺麗で、そして広い。レジには10人以上並んでおり、他のお客が食べている米苔目を見ていると、超美味しそう。米苔目の大が45台湾ドル(180円)、小が40台湾ドル(160円)と激安。昨日の夕食もそうだが、台東の物価は安い。米苔目の小に卵と魚丸をトッピング、押し豆腐、厚揚げも注文。
台湾の食事は塩気が足りないもの多いが、米苔目は鰹節が大量に入っており、魚+塩味のスープがとても美味しい。麺もさっぱりした味+モチモチ感が堪らない。煮卵も味わい深い。安いし旨いし、これは大繁盛するのも納得。

「榕樹下米苔目」の看板

調理するおばさん達は機械のように動いている

米苔目! 激うま

お店を出て、対面にあるオープンエアーのお茶屋さんで、飲み物を注文。何を頼んだか忘れたが、こちらも40台湾ドルほどで、安かった。
台東には中華民国空軍の志航基地があり、おそらく戦闘機のF5? が、ガンガン空を飛んでおり、爆音が空を裂いていた。

次の目的地は、石の名産地、そして太魯閣峡谷で有名な花蓮。高速バスで行けないか、バスセンターに行ってみる。台湾東部のバスは、山を抜ける山線と海沿いの海線の2つの路線がある。最初に到着したセンターは山線で、係の人に尋ねると、日本語上手なおじちゃんがでてきて「花蓮に行くには海線しかない」と言われ、海線のバスセンターを目指す。
歩いて10分ほどで海線のバスセンターに到着する。しかし、花蓮行きのバスは1日1本。しかも朝の6時発のみ。
仕方がないので列車を使うことにする。ホテルに戻り、ホテルの人に200台湾ドル払って、台東駅に連れて行って貰う。台東駅のまわりはやはり何もない。
自強号に乗り台東を14時45分に出発。花蓮には17時28分。途中、台湾のお米産地であり、お弁当で有名な「池上駅」のプラットホームで「池上弁当」を購入。2から3分の停車時間なので、電車の入り口で中華ハムや煮豚も美味しいが、大根・菜っ葉・ショウガの漬け物とご飯が美味しい。


台東駅



今回乗った列車



菜の花畑が広がる。1月3日だけど


「池上弁当」! プラットホームで売っていたお姉さんから購入。買ったときに笑顔で渡されて、心を奪われそうになった(笑)


池上弁当の中身。


花蓮に到着。この街も駅前と栄えている場所が離れており、タクシーの乗ってホテルに向かう。150台湾ドルほど。ホテルから歩いて夕食を探すたびに出て、戴記扁食(花蓮縣花蓮市中華路120號)というワンタン屋さんに入る。メニューはワンタンのみ。値段は60台湾ドル。スープは薄味だが、ワンタンの具が非常にジューシーでオイシイ。しかし量が少ないので、次のお店を探す。中正路を東に行くと公正街包子という店で包子と蒸し餃子を注文。この2つともオイシイが、かなりオナカいっぱいになる。
苦しみながらホテルに帰り、仕事をして眠る。
そして今日知った中国語は、スポンジボブの中国語名「海綿宝宝(ハイメンパオパオ)」。宝宝は赤ちゃんとか子供という意味。パトリックは、和派大星。


花蓮に到着しました


今回泊まった「花蓮六福客桟旅館」(花蓮縣花蓮市中正路336巷1弄1號)。近くにPOYAというドンキみたいなショップがあるのですが、便利です!



ワンタンの名店「戴記扁食」。観光客も多かったです



極うまワンタン240円


包子の名店「公正街包子」。蒸籠がタワーになっている


蒸し餃子も頼みました


名物包子。美味しいけど10個は多すぎて、残しました……。