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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

ブログのクオリティを簡単にあげる「質問メール」を送る際の8つのポイント

ブログのクオリティを簡単にあげる方法が1つあります。それは「取材」をすること。
取材というとなんだか大げさな気がしますが、組織や関係者に質問をするだけでOK。質問メールで得た情報を、エントリーに練りこめば、一気にクオリティがあがります。
質問と言っても電話取材はいろいろと大変なので、お薦めはメールを使った質問です。私もたくさん質問メールを書きましたが、いくつかコツがあるのでまとめてみました。
質問メールを書く際に、以下の3つのタイプがあります
(1)事実や意見を知りたい取材型
(2)メール相手を挑発する喧嘩型
(3)相手に対する意見やクレーム型

今回は(1)について説明します。「こちらの質問にきちんと返信してもらう」ことを意識して書きましょう。
実際のメール文例はこんな感じです。

それぞれのポイントを見ていきます。

(1)メールの件名は簡潔に
相手の担当者がいちばん最初に目にするのが件名。「質問です!」だけだと、読んでくれない可能性があるので、具体的&簡潔に!

(2)宛名をきちんと書く
ビジネスメールの基本ですが、企業・組織名、担当者の名前がわかるならきちんと書いておきましょう。担当者がわからない場合は、「広報担当」「Web担当」とそれっぽい担当の人を書いておくこと。大企業の代表メールアドレスに送ると、受け取った人は「これは誰に返信させたほうがいいんだろう?」と悩むので、担当者を書いておくと、当該部署に転送されます。

(3)自己紹介はしっかりと
ここは重要です。いきなり意見やコメントをぶつけてくる人がいますが、受け取る側からすると「誰だこいつ?」と思ってしまいます。そして、「まあ、どこの馬の骨かわからんやつに、返信する必要はねーな」と思ってしまうことも珍しくありません。名前とブログはきちんと書き、可能だったらブログの説明(コンセプトや読者層、アクセス数など)も簡単に入れておくとよいです。

(4)概要を書く
最初にこのメールがいったい何なのか? 書いておきましょう。大企業だと、質問メールが複数の人間から見られるので、概要を書いておくとこのメールが何を求めているのか(質問メールなのか、クレームなのか、意見なのか)、判断されやすくなります。ちなみに、文例では当該のURLが抜けています……

(5)質問は箇条書きスタイルで
1つの文章に複数の質問をいれると、受け取った側がきちんと理解できない可能性が高いです。お勧めは箇条書きスタイルです。質問の数も5個ぐらいまでにしておくこと。画像の例は「感情的な表現」が入っていますが、「事実や意見を知りたい取材型」ではあまり使ってはいけない表現ですね。

(6)返信期限を設定する
これは重要です。締め切りを設定せずに質問をだすと、返ってくる率が悪くなります。このように締め切りと連絡先を明記して、「返信来なかった時もブログに書きますよ!」といれておけば、返信率はあがります。目安としては5営業日。いじわるしたいときは、あえて短くするという手もありますが……

(7)ブログ掲載の許諾をリクエスト
この質問メールの目的は「取材」です。返信内容をブログにアップしてよいか確認しておきましょう。これを入れることでトラブル回避、そして先方の返信に関する真剣さもあがります。

(8)署名欄はあなたの信用度に直結
いくら誠実な内容でも、しょせんはメールです。そこでこのメールの信用度をあげるため、可能な限り自分の情報を記載します。名前、ハンドル名、メールアドレス、ブログ名とURLはもちろん、電話番号や自宅住所も記述した方が、受け取った側の信頼度はあがります。「自分の住所は晒したくない」という人は、実際に住んでいなくても登録できる住所や、専用の電話番号を入手しましょう。どちらも格安で手軽にできますが、具体的なやり方はまた別の機会にでも。

以下裏技的なテクニックを3つ。
(1)専用の画像をアップし、相手がいつ見たかチェック
メールを送って、相手が本当に開封したか気になりますよね。アクセス解析ができる画像アップローダーに(サーバーを持っていればそこに)「http://hogehoge.com/fadfadfadfa.GIF に資料をあげています」とメールに書けば、その後のアクセス解析を見て、いつごろチェックしたかわかります。企業だと複数の担当者を経て回答が来たとか、最初からみてないな…… とリファラーから細かい動きがわかります。もちろん、これもエントリーを書く際の資料になります。
実例:「非モテタイムズ」に広告を出している企業に質問してみたよ

(2)質問相手には友好的に
相手は人間ですから、「お前を糾弾するぅぅぅぅ」的な質問メールだと、心証最悪です。メール問い合わせが慣れないうちは「いつも見てます」「製品を愛用してます」的にフレンドリーな雰囲気で質問するのが吉。
実例:大麻報道センターに問い合わせをしたら個人情報を勝手に公表されたでゴザル→これはダメな例です

(3)ターゲットの周辺に質問を送る
話を聞きたい会社・組織に質問を出しても、無視された場合、関連・上部組織に問い合わせをしてみましょう。すると、すぐにターゲットから返信がきたりします。
実例:「震災姉妹デマメール」その後&作者の自作自演記録→返信はこなかったけどね。

メールで問い合わせをすると、中の人の顔がよくわかります。丁寧に対応されたら嬉しいですし、返信がこなかったり無礼なレスポンスだと頭に来ます。相手の本質を知るにも「質問メール」は有効です。