『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』作者であるハックル先生こと岩崎夏海氏。はてなダイアリーのころは、そんな注目してなかったんだけど、ブロマガに移ってからは、ウォッチしており、津田氏と岩崎氏の対談が読みたくて「津田大介チャンネル」に課金したほどだ(ちなみにこの対談で、岩崎氏は津田氏に対して「事務所でオナニーをするのでなく、セックスをしろ!」と熱く語っていた)。あ、「もしドラ」はまだ読んでないけど。
はてなダイアリーでハックル先生が暴れていたころから「このひと、演技じゃないかな〜」と疑っていたが、彼の有料メルマガを読んでいてそれは確信に変わった。
特に印象的だったのがこのエピソード。これは、はるかぜちゃん問題の時にハックル先生が、Twitterで吠えていたんだけど、その理由がブロマガに書かれていた。
・「株は安値で買わないと儲からない」より
先日、「はるかぜちゃん」こと春名風花さんのいくつかのツイートが気になったので、それを批判するコメントをTwitterで書いた。そこでは、はるかぜちゃんを養護している「おとたけくん」こと乙武洋匡さんについても、併せて批判した。
(略)
しかしながら、それでもなお、ぼくは批判のコメントを書いた。それは、「はるかぜちゃんを助けたいという思いやりから」でもなければ、「曲がったことが許せないという正義感から」でもなかった。そこには、もっと別の、もっと身も蓋もない理由があったのだ。今日は、そのことについて書く
(略)
そうして今、ぼくは、はるかぜちゃんとおとたけくんは、やがて批判される時が来るだろうと予見したのである。
今はまだ、誰も彼らを批判していないし、むしろ批判すれば大きな逆風が来るような状況である。しかしながら、時が経って風向きが変われば、世間の人々は、はるかぜちゃんやおとたけくんを批判するようになる。その時には、先物買いをして批判していたぼくのアーリーアダプターぶりが評価され、発言者としての生き残りが計れるのである。だから、逆風を覚悟のうえで、あえてはるかぜちゃんやおとたけくんを批判したのだ。もちろん、彼らが間違っているとの思いはその前提にあるものの、あえて逆風を受ける煩わしさを引き受けたのは、そうしたリスクを取ることで、やがてアーリーアダプターとして評価されるというリターンを得ようとしたからだ。
それが、はるかぜちゃんとおとたけくんを批判した、身も蓋もない理由である。ぼくは、生き残ることに必死なのだ。
はるかぜちゃんや乙武氏の意見が間違っているという考えが前提にあるものの、根本的な動機は「アーリーアダプターぶりが評価され」るためというものだ。
私も、小言のような日記をよく書いているが、「未来の評価を得るために叩く」という発想は根本的にないので、びっくりした。
はてなダイアリーではキチガイ扱いされがちなハックル先生だが、その行動は考えられて、徹底されているので恐ろしい。