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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

コレだけでも観ろ! オレがお勧めする2016年のPVベスト20

今年もやってきましたこのエントリー。今回は忙しくてギリギリになってしまいました。


2016年は面白PVがないな〜 と思っていましたが、1年間日記に貼っていたPVを見直して、気になった作品を抜き出したら70以上。それから厳選して20をセレクト。岡崎体育やOK Goもそこには入っていたけど、個人的な20セレクトには落選。今回のセレクトはダンスと人殺しのシーンが多い気がするな〜 それではどうぞ。


The Weeknd - False Alarm(2016年)
The Weekndってあんまり好きじゃなかったけど、このPVを見せられて一気に好きになった(笑)。
これは2016年の傑作PVの一つ。見てない人は今すぐ大音量で見ましょう。
この映像の凄いところはいくつもあるんだけど、特に注目すべき点は銀行強盗の視点で、ほぼワンカット(風)なんだけど、カメラワークが抜群に上手い点。GoProとかの映像と比較するとわかるけど、こんな美しいカメラワークにはなりません。そう、すべて計算の上で作られている。個人的には、主人公が最後銃を持つときに「あ、重そう。だって瀕死だもんな」と感じさせたのはスゲーなと思いました!


Jain - Come(2015年)
面白PVの女王「Jain」……って、知ったように書いてるけど、私が見つけたのはつい最近。なんで、こんな面白いPVを作っている人を今まで知らなかったのだろうか。この映像も、いろいろなアイデアが詰まっていて、観ているだけで面白い。2015年の作品だけど、外せないね。



The Avalanches - Because I'm Me(2016年)
オーストラリアのエレクトログループ「アヴァランチーズ」。音楽好きには有名みたいだけど、日本語情報はほとんどナッシング。画面が右から左に流れてタイトルロゴが出た時点で「あ、これは面白いPVだな」と感じたけど、その予感は的中。オッサンや楽団、ダンサーの突然の登場(退場の仕方も自然で凄い)、そして子どもの見事なダンスと歌。カメラワークも固定、スクロール、ズームと多用しているけど、すべてに意味を感じ取れる。画面の色彩も80年代のニューヨークてな感じで、まるでその場にいるように錯覚する。



Zolita - Holy(2016年)
女子寄宿舎、百合恋愛、狂信とみなさんが大好きな要素が詰まった一本。映像は鬱苦心……もとい美しいんだけど、暗いので、恋人を自宅に連れこんで「おれ、センスが良いMV知っているんだ」と自慢げに見せたら、相手はひいて帰ってしまう危険性があるので要注意。しかし、指導役の女教師がインパクトありすぎるんだよな〜



Chet Faker, Marcus Marr - The Trouble With Us(2015年)
2014年のコレ見ろに続いて、Chet Fakerの曲を入れてしまった。これぞ「手の込んだミュージックビデオ」てな感じで、お金はあんまりかかってないけど、手間暇はすげーかかってそう。NGが何回もでそうだし。脳内でこんな映像が流れても、それを実際に映像にしてしまうのは凄い。そして面白いだけでなく、いろいろと考えさせられる内容なんだよな。あ、女性にベッドに押し倒されるってシチュエーションは「いいな!」と思いました。



Jamie xx - Gosh(2016年)
これも2016年の傑作MVの1つ。ロケ地は中国の有名な鬼城(ゴーストタウン)である天都城。アルビノの黒人というのが素敵なチョイス。カメラが引いても寄っても驚きの映像ばかり。アホみたいに「凄い、凄い、凄い」と言ってしまうぐらい凄い。まあ、YouTubeのサムネイルからもその凄さは伝わってきます。



Fergie - M.I.L.F. $(2016年)
ファーギーは41歳だけど、年齢は関係ナッシング。今年もいろいろなセクシーミュージックビデオがあったけど、これは上品でオシャレな映像。ミルクをかける分かりやすい比喩がたまりませんね。



Major Lazer – Light it Up(2016年)
ハイハイ、Major Lazerですよ、メジャーですいませんね。
これCGなんだけど、出来が良すぎてCGに見えません。個人的にはCGは嫌いなんだけど、これは認めざるを得ない……ギギギ。モコモコや粘土、毛の質感が本物以上にリアルに感じて気持ち悪い。
これは必見PVの一つですね。



Dimitri Vegas, Like Mike & Steve Aoki vs Ummet Ozcan - Melody (2016年)
EDM界の大御所がやたら名前を連ねている一曲Death。EDMって何かと叩かれがちだけど、オシャレなユーロビートみたいで良いじゃん! え、ユーロビートと比較するなって(笑)。ユーロビートは消費される感じがプンプンあったけど、EDMはアーティストの名前もしっかりでていて、上品だと思う。詫び寂びはないけどね。てなわけで、このMVもお勧め。少女が蹴ったサッカーボールがあたると、素敵なものに変身させてしまう。私も欲しい!



Galantis - No Money (2016年)
ギャランティス……素敵なアーティストなんだけど、日本での知名度はイマイチ。 ギャランティスは毎回この猫のような虎のようなトレードマークが出ます。これは曲もすげー良いんだけど、それにあわせた映像も素敵。なぜ子どもだけフェイスペインティングをしているんだろうね。CGのエフェクトはいらない気がするな〜



group_inou - CATCH(2016年)
面白PVハンターにとってはお馴染みのアーティストgroup_inou。そしてgroup_inouのPVでは常連のAC部が作成。この映像も最後はまさかの展開でビックリよ。group_inouは今年で活動を休止。AC部が作成したPVはもう観られないのか? まあ、彼らもでんぱ組.incのPVに参加していたりするけどね。



RUN and RUN / lyrical school 【MV for Smartphone】 from RUNandRUN_lyrisch on Vimeo.

これはiPhoneで閲覧して欲しいPV。最初に観たとき、ビックリしたよ。こういう映像を見たら「やられた!」って思うよね。映像作家でもなんでもないけど。360度観ることができるPVもあるけど、あれはあんまり流行らなかったな〜



SLAYER - You Against You(2016年)
スラッシュメタル四天王の「スレイヤー」。このPV、いきなりナイフ串刺し男の死体写真からスタートするので、観るモノのハートをいきなりガッチリ掴む。このPVは連作になっているんだけど、これだけ観ても楽しめます。まあ、お子さんと鑑賞するのはお勧めしませんが。人が死にすぎです。足が刺されるシーンが痛い。スラッシュメタルのPVだから仕方ないよね。



Lucas & Steve - Make It Right(2016年)
オランダの出身のデュオLucas & Steve(ルーカス&スティーヴ)。ダンスをテーマにしたPVには弱いオイドン。登場人物はハゲで不細工なオッサンというとても親近感が持てるんだけど、彼がダンスがとっても魅力的。そして、マイケル・ジャクソンって偉大なんだな……と教えてくれる。



Nicky Romero & Nile Rodgers - Future Funk(2016年)
ニッキー・ロメロとナイル・ロジャースの作品。映画『ウォール街』みたいな感じだけど、この映画自体観たのは20年以上も前なので、間違っていたらすまん。お金を稼がないといけない人たちはいろいろと大変。最後に曲にあわせて一瞬だけみんなが踊るのが個人的にツボ。オチもしっかり描かれており、「さすが、ニッキー・ロメロ、いいPV作るバイ」と納得。



Point Point - Life In Grey(2016年)
観ていてハラハラするPVは数あれど、今年一番ドキドキしながら観たのはこれ。詳しく話すと面白くないので、未見の人はぜひ見てください。しかし、撮影の時の安全はどうやって確保したのだろうか? いくら距離を置いて、見えるようにしていても怖い。



Lorn - Acid Rain(2015年)
これも去年のPVなんだけど、クオリティ高いので外せない! 事故った車から降りたチアリーダーが踊り狂うというもの。これも長回しが多いから撮影は大変だったろうな。いいPVなんだけど、チアの皆さんの骨格がごつく、ついついそっちに意識がいってしまう。この映像もオチを予想しながら見るとオモシロいっすよ。



Bixel Boys & Poupon - Ain't Your Girl(2016年)
あ、これもハラハラしながらみたPVだ。負けると殺されるダンスバトル。東洋人の女性がこれまた何かに取り憑かれたように踊りまくりながら勝ち進んでいくというストーリー。彼女が勝利した先に何があるのか!? 注目ポイントはライティング。あれだけ強い光源を置いての撮影は、被写体が飛んじゃうから大変だ。ダンスの動き、体の際を見せたいためなんだろうけど。



The Chemical Brothers - Wide Open (feat. Beck)(2016年)
ダンスものが続くな〜今年は。そしてベタだけど、ケミカルブラザーズですよ。ただ、このPVは外せないよな〜 単にお姉ちゃんが踊っているだけの映像なんだけど、見始めると最後まで観てしまう。CGもセンスが良い人が使うとカッコいいよな〜



Valentino Khan - Deep Down Low(2016年)
最後を飾るのは、ヴァレンティノ・カーンの「Deep Down Low」。日本が舞台ってのは良いけど、それ以上に「とっても気持ちの悪い」映像が続きます、ってサムネイルでわかるか(笑)。でも、臭い食べ物ほど癖になるように、このヘンテコな映像を観ていると、リズムの良さも相まって、なんだか楽しくなってくるんだよな〜 おそろべきヴァレンティノ・カーン。

以上20セレクトでした。来年の「本日の1曲」もよろしく!