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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

節約殺人未遂

釣り師鑑定士を集合だ!
・今までにあった最大の修羅場を語るスレ7

853 :名無しさん@おーぷん :2016/07/12(火)21:47:24 ID:uTu
嫁は「冷房=害悪」という思考の持ち主で、とにかくエアコンをつけたがらない。
マンションの部屋が南西向きで、今の季節は部屋が地獄のように
暑くなるんだけど、それでも「電気代がかかるから」と言って、冷房をつけようもんなら烈火のごとくキレる。
別段生活がカツカツってわけでもないんだけど、とにかく冷房にかかる電気代を嫌がる。
嫁が暑さに我慢できなくなった場合のみエアコンをつけて、10分ほど経ったら消す。その繰り返し。
「頻繁に電源を入り切りするほうが電気代がかかる」と言ってもきかない。
一台しかない扇風機は嫁が占有。
もう一台買おうと言っても一台で十分だと却下。
仕方がないので残業を増やしたり、夜ジョギングにかこつけて近所のコンビニや
ブックオフで立ち読みしたりして、不快指数が高い家にいる時間を少しでも減らすようにした。
で、ある日の週末。湿度も気温もやたら高い日だったけど、嫁が「仕事が休みなら掃除でもして」と言うので、部屋に掃除機をかけることに。
冷房をつけられないのでテーブルどかして掃除機を持ってきた時点で汗だく。
終わったら風呂入って、涼しいブックオフでも行くかーとか考えながら掃除機かけてたら
急に貧血みたいな感じでめまいがして、目の前が真っ暗になった。
立ってるのが辛くなってきたので部屋の隅に座り込んだら、今度はだんだんと意識がもうろうとしてきた。
夢うつつに嫁が「ちょっとどうしたの!!」とヒステリックに叫んでるのが聞こえた。
続きます

854 :名無しさん@おーぷん :2016/07/12(火)21:48:56 ID:uTu
気が付いたら、病院のベッドに寝ていた。
嫁の両親と嫁が神妙な顔をして、病室の椅子に座っていた。
医者が言うには、俺は熱中症で倒れたらしく、救急車を呼ぶのがあと10分遅ければ危ないところだったそうな。
嫁の父親は建築会社で管理職をしていて、とにかく「安全第一」な人なんだけど、俺が熱中症に至った経緯を聞くと激怒。
「家の中で熱中症になんかなるわけないと思った」と言う嫁に、医者が屋内での熱中症の事例をこんこんと説明。
「今後子供が生まれたらお金がかかる、電気代の節約が云々」と言う嫁に、嫁の母親が「大の大人が倒れるような環境の家で健康な子供が育つわけがない」と一蹴。
嫁は塩をかけられた青菜みたいになってうなだれていた。
とりあえずその日は病院で検査なんかを受けて帰宅したんだけど、後日、嫁が興信所に俺の身辺調査を依頼していた事が発覚。
夏になってから俺が家を空けることが多かったため、浮気を疑ったとのこと。
当たり前だけど結果はシロ。
会社で残業してる俺、コンビニで立ち読みする俺、公園でアイスを食う俺の写真が
興信所から送られてきたそうで、罪悪感にかられた嫁が自ら白状した。
事情を知った嫁両親から泣いて謝られたけど、「娘さんと円満に暮らすために色々と努力してきたつもりだったが、熱中症で死にかけた上、信用もなかったのだと思うとさすがに心が折れた、できればしばらく一人でじっくり考える時間がほしい」
と伝え、ひとまず嫁を引き取ってもらった。
さしあたって今は、自分の意思で自由に冷房を入れたり切ったりできる生活がとても快適。