Hagex-day info

紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

大好きな馬が殺されるのは忍びない

父ちゃん……
・何を書いても構いませんので@生活板  2

28 :名無しさん@おーぷん :2014/11/19(水)01:43:03 ID:wk0b0AtWa
働かない父の、知り合いの女性の話。
その女性も矢張り競馬好きで、中でも1頭の馬がとても気に入っていた。
その馬は、競馬好きなら名前を知ってる程度には有名らしい。
ただ、30戦以上レースをして、4回しか勝った事がないから、子孫は残せない。
でも運が良く乗馬馬にしてもらった。
その女性は、その馬が乗馬の大会に出る度に応援に行き、好物の人参やリンゴの差し入れをした。
その馬は乗馬になっても人気があって、騎手もびっくりするぐらい、そういう人が居たらしい。
乗馬の大会を観戦しつつ、女性の心の中にはいつも不安があった。
「乗馬馬になっても、いつかは引退してしまう・・・」
用がなくなった馬の最後は、だいたいお肉か安楽死。
そうさせない方法として、女性は北海道に土地を買って、そこでその馬を飼う事を思いつく。
全然現実的じゃない思いつきなのに、女性はその思いつきを追って、走りだしてしまう。
(北海道って凄い土地が安いとこがあって、OLのその人の貯金でも土地代ぐらいなら何とかなったらしい)
結局、下調べをしに北海道に何度も渡るうちに、とある牧場の牧童さんと恋に落ちて、結婚。
乗馬を引退したステージチャンプは、牧童さんの広いお家でその人と、今ものんびりと暮らしている。
父はそんな人生もあるんだなあ、なんて感慨深そうに話すけれど、父の人生も十分な気はする。

ここを見ると本当のようだ。