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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

才能あふれる人間は世間にゴロゴロいる

この増田を読んだ。
場末のミュージシャン(はてな匿名ダイアリー)
外国人キャバレーに行ったら、死ぬほど演奏が上手いミュージシャンがいたというお話。

フィリピン人の女2人のボーカル。バックに男1人がキーボード。「君の瞳に恋してる」とかの古い有名曲をやってる。ただのカラオケのショーだろうと思っていたのだが、たしかにリズムはリズムボックスで出してるものの、男が一人でリズムマシーンとキーボードを操作して弾きまくってるのだと気づいた。すごい腕だ。カバー曲とはいえ、本物の音楽を感じた。それに気づいたとき、なんか目から水が出てきて止まらなくなった。こんなすごい腕のミュージシャンが、こんな店で音楽なんか聞く気のない客相手にがんばっているなんてなあ。

モデル事務所のカタログを見せてもらえれば、「名も無き美人」がひとやまいくらで、ゴロゴロいるのがわかる。
バンドコンテンストに行けば、演奏が上手な人間なんてゴロゴロいるのがわかる。
クリエイター系のイベントに行けば、絵が上手い人間がゴロゴロいるのがわかる。
英語がぺらぺらな日本人も、探せばゴロゴロいる。

ちょっと歌が上手い、ちょっと美人、ちょっと絵が上手い……レベルじゃ全然そのスキルで食っていけない。だから、たとえ場末であっても、そのスキルでお金を稼いでいる人は凄いわけで。
増田が泣く気持ちはわかる。自分も同様に感じる場面は多々あったけど、これって当の本人にとっては失礼な話なんだよな。

死ぬほど文章が上手くて面白いけど、ほとんど読む人が来ないにも関わらずマメに更新しているブログもたくさんある。しかし増田はそれを見ても泣かないだろう。その差はなんだろうね。