Hagex-day info

紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

人格がゆがんだ

・今までにあった最大の修羅場 £40

666 :名無しさん@HOME:2012/05/11(金) 12:08:30.96 0
大した修羅場じゃない、甘えんなと言われそうだけど・・・
もうニ十数年前のことだが、大学に入ったばかりの5月に父の会社が倒産した。
入学金と1年前期の授業料は払ってあったが、仕送りは一切ストップ。
中退して働こうとしたら、両親は「頼むから大学は卒業してくれ」と。
自分たちのせいで私が大学に行けなかった、ということにはしたくないんだなーと
ちょっと思ったけど、景気の悪い中、父が苦労していた事は知っていたから
文句も言えず、すぐに居酒屋のアルバイトを決めた。
大学の授業のあと、毎日18:00〜23:00過ぎまでバイト。九州のド田舎で時給が
安かった(600円未満)から、毎日バイト行かないと生活できない。
入学してすぐ入ったサークルは退部した。
以来、毎日授業とバイトだけの生活。長期の休みは昼間に別の肉体労働系バイトを
入れて、試験前にバイトを減らす分の蓄えとか、授業で使う教科書代を稼いだ。
食事は居酒屋のまかないと、汚い話だけど、バイト先で手付かずで残った料理を
洗い場のおばちゃんがラップで包んで持たせてくれた。
田舎の駅弁だけど国立だったから、よほどひどい成績でない限り授業料免除の
申請が通るのが本当にありがたかった。

667 :名無しさん@HOME:2012/05/11(金) 12:09:18.75 0
今考えれば奨学金をもらうという手もあったんだけど、当時は「奨学金というのは
病気や障害があって困っている人がもらうもの」と思い込んでた。実際は奨学金で
クルマ買って遊んでるクラスメートとかいっぱいいたんだけど。
1年もするとそういう生活にも慣れてきたけど、自分の働いてる店で同じ大学の
同級生のコンパがあって、同級生がトイレにまき散らしたゲロを掃除したときは
さすがに「なーんでこんな事になってんだ」と泣けてきた。
そういう生活を4年弱続けて、なんとか卒業した。サークルもコンパも旅行もなし。
遊ぶヒマがないもんで友達もほとんど出来なかった。
両親は褒めてくれたが、4年間の貧乏で、自分の性格ははっきり歪んだ。
ゆとりがなくなって冷酷になった。就職してからも他人とのコミュニケーションが
苦手で、人を信用しないよね、とよく言われた。
苦労は金を出してでもしろ、というけど、生きる上でゆとりってやっぱり必要だわ。
大学時代、もう少し楽しく過ごしていたら、もうちょっと違った人間になれて
いたんじゃないかと今でも思う。