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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

憧れのお父さん

子供のころのイメージって強いからね。
・何を書いても構いませんので@生活板55

831 :名無しさん@おーぷん:2018/01/14(日)09:15:11 ID:45T
幼馴染みの父親が昨年亡くなった。
この人、本当にPTAとかそういうのにも熱心で、少年野球のコーチもやってた。
自分も小学校の頃、チームに入っていてお世話になった。大人になって、幼馴染みとの関係は続いてあいたが自分が遠方に越したのもあり、父親(コーチと呼んでたが)とはあまり会ったりはしてなかった。
でも「憧れのお父さん」「格好いいコーチ」の印象はずっと変わらなかった。
幼馴染みと会った時に、コーチの話したり幼馴染みも「お前は元気にしてるぞと伝えてる」と話してくれたり。
自分も葬儀も参列した。コーチはいきなり倒れて1ヶ月程で亡くなったと聞いた。
それからしばらくして、幼馴染みが唐突に語りだした。
「父親、不倫してたんだよ」
凄くびっくりした。いかにもマイホームパパみたいな感じだったから。
何でも、倒れた時に不倫相手の家にいたそうで不倫相手が救急車を呼び、幼馴染みと母親が呼び出されたと。
もうその時点で修羅場も何もなかったそうだ。
父親はもう末期だったから。
幼馴染みも母親も、不倫は全く気付かなかったがそれよりも看取る事が先決になったらしい。
そして1ヶ月母親と幼馴染みは黙って看病して、そのまま逝ってしまった。
幼馴染みは、父親を物凄く尊敬していて自慢の父だった。それが今回の件でガラガラ崩れた。
しかし父親の死が目前で恨み言も何も言えなかった。
それが今噴出してきていると。
怒りとも恨みとも悲しみとも分からない感情が渦巻いてると言っていた。
辛そうだった。
不倫相手にも葬式には出席して貰ったらしい。
不倫相手も憔悴してたそうだ。
慰謝料とか、そういうのは聞けなかった。
死ぬ前に恨み言でも言ってやれば良かったのに、とか後からならいくらでも言えるけど。
友人と母はそれをしなかった。
その選択に外野は何も言えない。
辛そうな友人を見ると自分も辛い。
どうしたら良かったのか自分にも分からない。
ただ、本当に不倫はクソだなという認識をあらたにしただけだった。
自分の憧れの監督もいなくなってしまったから。