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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

イタズラ書きの犯人

先生は憶えてないかも
・今までにあった修羅場を語れ【その24】

64 :名無しさん@おーぷん:2017/09/22(金)12:37:05 ID:vai
くだらない話、でも今(30代)でも心に残っていて思い出す話
中学生の頃、モノが何だったかは忘れたがクラスで作ったちょっとした掲示物にいたずら書きをした
内容は何かを茶化すようなことで、特定の誰かを貶めるようなものではなかったと思う
ある時それがクラスの担任に見つかった
6時間目の授業は急きょ中止になり、学級会議がはじまった
「これをやった人は正直に名乗り出てください」というヤツだ
大事になるなんて思ってもみなかった俺は心臓がバクバク、でも手をあげることはできなかった
俺がやったということを知ってる人もいたかもしれない、でも誰も何も言わない
担任は静かに怒り、クラス全員で作ったものを棄損するということがいかに良くないか、いかに無責任なことかということを話している
犯人が名乗り出ない限り今日は授業をしない、と宣言して待つ担任
しばらく沈黙が続いたあと誰かが何かを見つけて発言をした
「先生、こっちの掲示物にも同じようないたずら書きがあります」
そちらは、クラスではなく確か班ごとの掲示物だった
その犯人も自分
瞬間的にヒートアップする担任「これは同じ人ですか?なんでこんなことを…」
それを遮るように手を挙げた俺
「先生、そっちは僕です。申し訳ありません」
なんでそんな言葉が出たのか今考えてもわからない
そう言って、自白したほうのいたずら書きを丹念に消した
クラス制作の掲示物についてはそのままで
そのあと担任の先生は怒りから一転、俺を褒めちぎった
曰く「間違っても正直に認められるということはすばらしい」「真に勇気がなければできない」「俺君を見習って自分だと言い出してほしい」などなど
犯人は名乗り出ない
当たり前だ、そっちも俺なのだから
そういて、誰も何も言えないまま学級会議は終わり、後日有志で修正されたものが掲示となり、二度とその話題が出ることはなかった
その日から勘違いでなければ、担任から俺への信頼度のようなものが明らかに上がっていたように思う
素直に受け取ることができなかった後ろめたさを感じながらクラス替えまで過ごした
些細な事件とも言えないことだけど、ふとした時にあの後ろめたさを思い出すことがある
年末に初めての学年規模での中学の同窓会があるらしい
全く覚えていないかもしれないが、そのことについて聞いてみようと思う