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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

吊られていた犬

不思議な体験だ。
・【なんでもいいから】不思議体験したことあるやつ part2 【語ってけ】

71 :名無しさん@おーぷん :2017/08/10(木)01:00:34 ID:YCb
とりあえず、前提が2つある。
1つ目が向かいの家の犬。2つ目が俺の父親。
詳しい時期は覚えてない。小学生の時だったと思う(もう10年以上前)
俺の実家は1つの道路挟んでその両側に家が並ぶ感じの住宅地で、向かいの家に犬がいた。
犬種はダックスフンドで黒かった。名前は覚えてないけど、結構な歳だったと思う。
それで、その向かいの家と俺の家は1mくらい道路から盛られてその上に家が建ってる。
だから、俺の家は1mくらいの高さのレンガ、向かいの家は白い塀が道路に面してて、俺の家も向かいの家も、その上に木を植えていた。
向かいの家はその木の向こうが庭になってて、そこに犬がいた。
木の隙間から顔を出してて、1mくらいの高さだから、ちょうどその頃の俺だと犬が顔を出すと、俺の顔くらいの高さの辺りに来て、それが可愛かった。
その犬は庭にリードで結ばれてて、放し飼いされてた訳じゃない。
ここまでが1つ目の前提。

72 :名無しさん@おーぷん :2017/08/10(木)01:20:59 ID:YCb
2つ目の前提が変な話だけど、俺の父親の話。
そんな詳しい内容じゃないけど、ある点だけで話す。
俺の父親は子どもにグロいものを見せるような人じゃない。
一緒にサイクリング行った時とか轢かれた動物とか俺に見せないように
「こっちは見るな」とか注意したり、テレビ番組も残酷な描写の内容のものは
絶対に見せたりしなかった。
まあ、簡単だけどこれが2つ目の前提。
ここからが本筋なんだけど、俺がある日朝早くに父親に叩き起こされて外に出た。
言い忘れてたけど、父親は早起きで朝は趣味で庭に作った畑とか育てたメダカとかの
世話をしてた。それで俺は父親に呼び出されて外に出たんだけど、そしたら向かいの家の
白い塀に犬が吊られて死んでた。
木の隙間から落ちてた。それでリードの長さのせいで首吊りの状態になって、多分しばらくもがいてたんだろう。
首吊りの状態でもがくから振り子みたいに揺れて白い塀に扇状の赤い跡が残ってた。
多分、腹が擦れたんだと思う。それでその跡が白い塀に付いててめっちゃ印象的だった。
この辺りの記憶があいまいで確か向かいの家の人が出てきて、衝撃受けてた。
その後、部屋に俺は戻って寝たんだと思う。
次に起きて急いで外に出たら、赤い跡はなかったし、犬の死体もなかった。
ただ、犬の姿もなかった。急いで父親に向かいの犬の事を聞いたんだけど、「今朝、死んでたのが見つかったらしい」って言われた。それで、俺は父親に外に連れ出されて
首吊り状態になってる犬と、赤い跡のことも話したら、「どうして知ってる?」って言われた。
「俺はお前を起こしてもないし、子どもにそんなもの見せることも絶対にない」ってさ。
常識的に考えて、自分の子どもを起こしてまでそんなもの見せる訳ないし、俺の父親は前述の通り
絶対に俺にそんなものを見せる訳がない。でも、俺ははっきりと覚えてるわけだし、犬も死んでる。
正直、父親が嘘を言ってるとは思えない。
だったら、あれは夢だったことになるけど、なんか妙に引っかかる。
どうして、父親が俺を連れ出すような夢だったのか。
しかも、そんなリアルで、実際に現実と同じことが起こってる夢を見るのか。
正夢っては知ってるけど、さすがにちょっと衝撃的だったし、未だに夢とは思えない。
全部、ただの夢だったのか。それとも、父親が嘘を吐いてるのか。
ただ、犬が木の間から落ちたことは前にもあったらしい。それは後に向かいの家の人に聞いた。
それが不幸にももう一度起こってしまっただけならいい。寧ろそれならいい。
考えたくはないけど、父親が落として俺に見せたんじゃないか、なんてことを考えた俺は死んだ方が良い。
そんな俺ですが、14歳になる犬が去年のこの時期に息を引き取りました。
命日が近いと思い、ふと思い出したことですが、今思ってもやっぱり分かりません。
父はまだ存命です。でも、訊く勇気はありませんし、父が覚えているかも怪しいです。
つまらないことですが、俺の不思議な体験談です。