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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

新聞の購読手続きが面倒くさい。そりゃ購読者も減るわ

新聞をたくさん読む必要が出てきたため、新聞の購読を始めた。朝日、読売、日経の3紙。購読手続きをはじめて驚いたのだが、そのやり方があまりにも旧態依然としてビックリした。

売上げナンバーワンの読売新聞がひどい

一番スマートだったのは、日経新聞。購読の申し込みから支払い情報まで、ネットで完結できる。朝日新聞もネット上ですべて作業ができた。

酷いのは読売新聞だ。まず、日経も朝日も「ネットのみの会員コース(日経電子版 月額4200円朝日デジタルコース 月額3800円)」があるのだが、読売新聞の「読売プレミア」は紙の新聞を購読している人しか申しこみができない。
今回は3紙とも紙でとろうと考えていたので、個人的には問題ないのだが、ネットだけで読みたい人は驚きだろう。また、プレミアムの申し込み場所もとてもわかりづらい。

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読売プレミアは紙を申し込んでいる人のためのサービス

そして申し込みはネットからできるのだが、結局販売所のスタッフが配布先までやってきて、「紙の申込書」を書き、クレジットカード支払いの場合は「用紙に必要情報を記入して投函」しなくてはならない。もう21世紀になって数年経つのに、まるで昭和のようだ。読売新聞は販売所付き合いが密接なのだろう。

日経、朝日はスマートフォン用の専用アプリがあるが、読売プレミアは「ブラウザーで開いて、ショートカットをホームにおけ」という素敵な対応。

他の新聞社はどうだ?

気になったので、他の新聞も調べてみた。

毎日新聞は「デジタル版」だけの申し込みも可能で、ネットだけで完結できる。毎日のデジタル版を申し込むと、ウォールストリートジャーナルとサンデー毎日が追加料金なしで読めてお得。紙の購読もネットだけで可能。

産経新聞はいち早くデジタル版に対応している新聞なので、もちろんデジタル版のみのコースもあり(産経電子版 月額1800円 安い!)、ネット上で全ての作業が完結できる。紙の購読もネットだけで出来るようだ。ただ、デジタル版の申込場所はわかにくいし、電子版の月額の値段もFAQを見ないと書かれていない。

しんぶん赤旗はどうだ? そもそも「ネットの有料会員サービス」自体が行われていない。紙の購読申し込みはネットからできるが、支払いは口座引き落としか集金しなないようだ。こちらも恐らくスタッフが自宅にやってきて、手続きをやらないとダメなのだろう。

インテリが作ってネット弱者が売るもの・買うもの

その他、いろいろな新聞サイトを見たが、購読手続きに関して不親切なところが多い。まずネットからの申し込み場所がわかりにくい。ネットだけで作業が完結するのか、販売所との連絡が必要なのか、書かれていない。結局のところ、デジタル版に力を入れていない新聞社は、販売所まかせの感がある。

新聞は、その昔「インテリが作ってヤクザが売るもの」と言われていたが、今は「インテリが作ってネット弱者が売るもの・買うもの」になっている。まだまだ改善の余地を感じたが、販売所というのが大きなネックになっているのだろう。