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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

お姉さんが騙された

うむむむ案件だけど、まあ日曜日だから。
・本当にやった復讐 2

911 :名無しさん@おーぷん :2015/07/03(金)08:54:09 ID:yJs
もう2年前にやった復讐だけど、投下。
私には実の姉の他に、親戚だけどワケアリで一緒に暮らしているお姉さんがいる。
簡単ながらにスペック。
私→40 モンクアッカ? バツイチ小梨 一人暮らし
実姉→47 専業子蟻 嫁いで戸建てで主婦まっしぐら
お姉さん→52 私の実家住み 地元企業勤務
私母→主が老いてるのでそれなり 実家住み 年金暮らし
私父→19年前に鬼籍
お姉さんの実親→二人共鬼籍
お姉さんは私から見ると母方の祖父の姪で、私母とは従妹にあたる人で、幼少期に父親と死別して以降、母親(以下、おばさん)は子連れで旅館に住み込みで働いてた。
私の地元は場末の温泉街で、旅館の仕事の中には些かピンクめいた内容も含まっていたから、ぶっちゃけ子連れで入るのは教育衛生上、あまりよろしくなかったようで、見兼ねた私父が連れ帰って高校を出るまでは一緒に暮らしていたわけです。
だから、私が生まれて物心ついた時には既に実家にいたし、私も家族もお姉さん本人も私達姉妹と何ら隔てもなく一緒に過ごしてた。
高校を卒業してからは、お姉さんはアパートを借りて、おばさんを呼んで一緒に暮らす事になって実家を出ました。
そんな経緯があったせいか、お姉さんは物凄く勤勉で真面目な人だったし、親と離れて暮らしてきたから、おばさんを大事にもしてた。
だけど、運命は残酷なもので、おばさんは隠居をして以降認知症になって徘徊するようになって、遂に捜索願いを出すまでとなってしまいお姉さん一人で面倒見きれなくなって施設に入れる事に。
おばさんの一件もあって、完全に婚期を逃して独身のままきちゃってた。
私と実姉は幸いにも相手がいたから結婚出来たけど(私は別れましたがね)、私達の結婚は心底喜んで、その時は既に私父が亡くなっていたのもあって、一族最高額の祝儀を包んでくれた。
長くなるので一旦切ります。

912 :名無しさん@おーぷん :2015/07/03(金)09:05:14 ID:yJs
そんなお姉さんでしたが、4~5年前から周りには内緒で結婚相談所とか入って地道に婚活をしていたようで、「結婚する事になったの」と頬を赤らめて報告をしてきた時はビックリした。
お相手は近所の大学病院に勤務している医師だそうで、お姉さんの性格を知っているから、みんなで「見てる人は見てるんだね」とか、祝福しました。
それからほどなくして、お相手の方を連れて実家に挨拶に来たわけだが、、、。
うちは私父の家系がわりとオツムの出来がいいので、父方の祖父は法学部では最高峰といわれる大学のまさに法学部卒だし、祖母もそれなりの人で、祖父の前には医者と結婚するようなレベル。
私父は大学進学はしてないけど国立(高専)卒、私姉がDNAをガチで受け継ぎ、今は医学博士夫人というポジションの中、私は家系汚しレベルの突然変異型残念な子供www
だが、その残念な子供ゆえに、親に言えないような風で始まるいかがわしい仕事したり、店舗運営の裏方やったりしたお陰か、なんかキナ臭い奴は嗅ぎ取れるんですよ。
医者や弁護士が近しい身内にいるせいか、どうもそいつのハクがメッキに見えて仕方がなかった。
それを家族に言ったところで「勘ぐり過ぎだ」とか「アンタはバツイチで神経質になってるから」と言われるだけで取り付くシマもない。
お姉さんはお姉さんで幸せの絶頂で。。。
癇に障る奴であるのは間違いなかったから、お姉さんを幸せにしてくれるのであれば、我慢するだけよと私もあれこれ言いはしませんでした。
だけど、私は自分で言うのもナンだけど、なかなか勘が鋭いっていうか、嫌な予感やネガティブな勘はかなり的中するんですよね、、、。
そんな私の心配とは裏腹に、お姉さんの連日に及ぶノロケ連絡は日増しにお姉さんの偶像を壊していったが、ある時パッタリ連絡が来なくなって。
この頃お姉さんはおばさんも亡くなっていたんだけど、年齢も当時49歳だったし自立しとるがなwとの事で、アパートに一人で住んでいたんです。
突如として音信不通。
一緒に住んでいないだけに家族も心配し始める。
ぶっちゃけ、単なる『親戚』だったら心配とはいかなかった。
私母が連絡しても、電話に出ないしアパート行っても居留守してるような気配を感じて、、、ってなった頃に、お姉さんが急に実家に訪ねてきたそうな。
私と私姉は実家に居ないので私母から聞いた話によれば、ゲッソゲソに窶れ細り、生気はなく元気もないくらいになっていて。
で、ポツポツと顛末を話し、信じていたのに財産丸ごと奪ってトンズラこいたらしく。
興信所使って見つけたら、お姉さんに『お前みたいなBBAはATMくらいが相場だよ!』と罵ったそうで、立場的に誰にも言えなくなって泣き寝入りしていた、と。
それ電話で私母から聞きながら、サァーッと血の気が引いたところに沸騰した血液が綺麗に上がってきましてw
どう考えても長くなるので、また切ります。

918 :名無しさん@おーぷん :2015/07/04(土)01:51:59 ID:mkv
まぁ、理系も義兄も含め勉強しか出来ない生粋のバカなのも事実だから別に反発しない。
バカの戯言なので申し訳ないですが、遅くなったけど912の続き。
確かに結婚相談所の会員ではお姉さんが最年長者だったらしいが、この結婚相談所がそもそもマトモじゃない、アッチの組織の皆様が運営していらっしゃる詐欺会社だったわけです。
それが分かるのは、ほんのちょっと後の事だったけど
ほーか、ほーか。
お姉さんはATMですか。
よくもまぁ私の大好きなお姉さんをコケにしたもんだよ。
てのか先に来てしまい、警察とか云々はお姉さん任せにするとして、私はどうにもコイツから詐欺った額に相応な報復をしないと気が済まなくなり、
とりあえず、前に務めていた某キャバクラを経営してる社長(出身がうちの隣町)に『相談』って形で事情を説明、この社長から『追い詰め方』をレクチャーしてもらいまして。
今は他県住みでも、地元でシマを持つ『盃を交わした兄弟』はいるのをチラッと聞いた事があって、単純に「そういう系のグループと繋がってるならたどり着けるかも」という事だけで動いてたんだけど。
社長に相手の名前を教えたら
「本名なぞ晒さないから名前はイラネ」と言われて、ひとまず振込先を聞かれて、口座番号と名義を伝えるに留まる。
洗ってみたら意外と早いうちに相手の尻尾を掴めた。
社長の『兄弟』の組織の皆様が運営するボッタクリ結婚相談所にお姉さんが入会していた事もついでに判明。
相手の男は別にナントカ会とかの連中ではないけど、時々協力をして割のいい『アルバイト感覚』で1割の報酬を受けていた奴で、普段は企業勤めのサラリーマンだったのも情報で入ってきた。
身元が割れる前に、うちでも相手の勤務先に出していた大学病院に義兄も副院長にツテがあったり、地元でわりと大きいから私の同級生とかにも医療関係の学校に進学した人が、人事だの看護師だの薬剤師だのにいて在籍してる人間にそんな名前がなかったから、業者だろうとは思ってたけど。
ちなみに男が名乗っていた偽名はキャッシュカードの名義。
盗難したのか買ったのかまでは「お前の知る範疇ではないよな?」と。ハイ,スミマセン...
そんなわけで、社長を経由して「お姉さんが振り込んだお金だから、一部でいいから返却してもらえないか?」って頼んだら、「社長の知り合いなら全額返すわ」と、結論アッサリと振り込んだ分は全部返してもらえたんです。
でも、それじゃ男になんもダメージがないので、本気で地獄に突き落とす事になりますが。

919 :名無しさん@おーぷん :2015/07/04(土)02:05:12 ID:mkv
で、お金を返してもらえた段階で組織の皆様は1000以上の大損をしたわけで、
「恥をかかされた、兄弟の知り合いが大事にする家族に迷惑を掛けた」と、思ってた以上にお怒りになり。。。
そもそもの発端はお姉さんが紹介所に入会したのが原因なんだけど、なんか、そういう事を言える空気じゃないから黙ってます、今までもこれからも。
で、まずは損害分を相手の男から取り上げる!って事と、報酬で渡した1割も取り戻すって話になり、オトモダチがやってる『ホントにそこは金融機関なんですか?』って感じの金融機関から男の名義でガッポリ借り、本人のとこに報酬を返却してもらいにスーツをきちんと着て直接出向き、

920 :名無しさん@おーぷん :2015/07/04(土)02:41:39 ID:mkv
変なトコで切れた。。。
続き。
相手の男から「俺が何をしたのか説明してほしい」と言ってきたからと、社長が経営してるキャバクラ(しかも他県)まで実費で呼びつけ、何故か私も行く事に。
相手の男は私を見ても覚えてなかったのもあって、言いがかりだだの知らないですこんなババアだの騒いで火に油を勝手にドボドボ。
お姉さんの名前と経緯、社長と繋がってたんだよ残念でしたーバーカバーカと言ったら、青ざめてよろめいて崩れて失禁。
聞けば嫁と生後間もない赤さんまでいて、嫁の預金を黙って使ったのを結婚詐欺で一気に返済しようと考えてるような奴だった。
あんまりにも胆略、あんまりにも理不尽な軽い考えで悪い事するからこうなるんでは?って真顔で聞いたら、まるで廃人になってました。
でもって、社長とご兄弟さんにはお礼に重ねるお礼をしたものの、やっぱり私も私で当面はキャバクラ運営を安時給で手伝うという『条件』を与えられました。。。
で、ソチラも落着したので、今度は男に法的制裁を下す事になり、詐欺と名誉毀損でひとまず逮捕。
取り調べで関わりのある名前を出しても、大元の尻尾を掴みにくいカラクリがあるようで(社長もあれだけ首を突っ込んでも、今はキャバクラ経営してる以外は何もしてないから無関係になる)、結婚相談所は検挙されてオーナーが責任を取るだけみたいで。。。
男が自己破産しても、取り上げた金は全額無傷。
裏の世界の怖さを改めて思い知った感じがしました。
そんなわけで、相手の男は自己破産、家族からも一斉に絶縁、会社も解雇、全てを失って晴れて塀の中で刑務所ライフを満喫していることでしょう。
お姉さんのほうはアッサリとお金が返ってきてビックリしていたけど、完全に男性不信に陥り結婚願望は既になく、周りに「結婚相談所だけは頼るな!」と説得でなかなか多忙にやってます。
私母と私姉は口にはしていませんが、時々
「アンタ、お姉さんのお金が戻る前に全然連絡出来なかったけど、なんかやってたの?」とは言われてます。
昔、ホントにどうしようもなかった時期がありますのでw
復讐は出来たとは思ってるけど、出会いや玉の輿はやっぱり簡単にはいかないんですね。
いいよ、お姉さんが今は笑って元気だから。