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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

白いモノが欲しい

いい話……かも。
・今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その6

766 :名無しさん@おーぷん:2015/04/01(水)01:55:44 ID:N77
私は、割と幼いころからの記憶がある。
覚えているとはいっても、やはり幼いだけにはっきりと記憶に残っているものは少ないんだが、とある記憶は詳しいところは覚えてないのに、妙に印象に残っていた。
その記憶とは、幼い私が母に抱かれて、何かの集まりに参加しているというものだった。
そこにはたくさんの人がいたんだが、私の視線はあるものに釘づけになっていた。
そのあるものとは、長い台の上にたくさん散らばるようにしてある白い物で、その中でも
台のてっぺんの方に置かれていた白くて丸い大きな物に私はひどく興味を惹かれていた。
幼い私は、「あの大きなのは何だろう、触ってみたい!!」
と手を伸ばしていたんだが、母に抱かれているのでほとんど身動きは取れず、大きいのにも
他のにも触れないままだった。
その幼い日から月日がたち、最近になって、あの記憶はいつの記憶だったのだろう、と考えてみたら、ある考えにたどり着いた。
あれってひょっとして、骨だったんじゃね?
・たくさんの人がいた→親戚とかの集まり?
・台の上のたくさんの白い物→焼かれた後の遺骨?
・その中にひとつだけあった白くて丸い大きな奴→頭蓋骨!?
私がいくらか記憶があるようになってから亡くなって、葬儀にまで参加した親戚というのは、母方の祖父しかいなかった。
そこで母に訊いてみたら、私は確かに母に抱かれて葬儀に参列してたし、遺骨が焼かれた後の
お骨拾いの場にもいたそうだ。
幼い私は、それがまさか可愛がってくれてた祖父の骨だとも知らず、というか祖父が
亡くなったのだということも分かっておらず、無邪気にあれ触ってみたい!!とか思ってたのだ。
まさか祖父も、愛孫が自分の遺骨を触りたがるとは夢にも思ってなかったに違いない。
幼き日の無邪気な私に衝撃だった。