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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

アルバイトは「披露宴防衛隊」

そこまでお金があるなら、海外でやっちゃえばいいのに。
・今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 95度目

10 :おさかなくわえた名無しさん:2013/06/02(日) 08:44:27.84 id:b6YHiLwc
引き出物と言えば、高校の時やった超短期アルバイト話。
割りのいいバイトがあるぜと先輩に言われ、俺と他数人は二つ返事で了承。
ブライダルスタッフである先輩がどうして俺たちラグビー部員を誘うのか、いまいち不明だったが特に気にしなかった。力仕事でもあるんだろうと。
当日、チーフっぽい黒木瞳似のおばさんより仕事の説明。何十枚もの人物写真を見せられる。
俺「…何すか?この人達」
瞳「今回の御両家の婚礼を、快く思わない方々です。
もし現れたら……タックルとかで、ヨロシクね!(はあと)」
ホンマに来るとは思わなんだ、18の冬。今となってはいい思い出だ。
ジェットストリームアタックを6人がかりでやったりしたっけな……

48 :10:2013/06/02(日) 19:12:33.89 id:b6YHiLwc
おっと、レスついてたか。
まだ仕事中なんで詳細は深夜になりそう。

66 :10:2013/06/02(日) 23:11:35.03 id:b6YHiLwc
詳細〜
もったいぶった割に大した話でなくて申し訳ない
式はいわゆる「身内だけで慎ましく」ってやつで、20〜30名の小規模なもんだった。
事情は詳しくは聞かされなかったが、先輩曰く「奪還婚」で、新婦側の親族が強烈に反対してたらしい。
多分、両家とも結構な資産家だと思う。何故なら撹乱の為か、大部屋を幾つも抑えてたから。
式が始まって少しすると、高級車に乗ったオッサンオバサン連中が押し掛けて来た。
ヤクザ…ではないと思う。少なくとも見た目は普通だった。
「会場はどこだ。通せ」「では招待状を」「我々は親戚の者だ」「お引き取り下さい」
前半は正規のスタッフがやりあってて、俺達の出番はなかったが
後半、どんどん人数が増えて場が混乱してくると、徐々に前線が押し込まれてきた。

68 :10:2013/06/02(日) 23:16:19.37 id:b6YHiLwc
俺達の持ち場は会場の扉の真ん前、つまり最終防衛ラインであり
終盤は頭に血の昇った連中がどさくさ紛れに切り込んできたが、なんとか死守した。
一人、若僧がスタッフ用の搬入扉から会場に侵入しかけてたんだが
ギリギリで気づいたラグビー部総員によるジェットストリームアタックをくらいボロ雑巾みたいになってた。
結局、会場は守りきった…が、この話にはオチがあった。
実はこの式自体、囮としての偽装式で新郎新婦はもちろん親族も偽物。
本物は遥か遠方で同時刻にしっかり式を挙げていた。
ちなみに、偽親族の中で唯一新婦の父親だけは本物で、囮役を努める為に娘の結婚に立ち会うことを諦めた、漢の中の漢。
テレビ電話で新婦と話ながら泣き笑いしてた。
以上、高校時代の思い出話でした。