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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

NHKの障害者情報バラエティ「バリバラ」が激面白い

本多勝一の名著「NHK受信料拒否の論理」を、夜な夜な枕の下にひいて寝るぐらいNHKは嫌いなのだが、最近の東電批判や原発批判、東京電力批判や原子力発電所批判… などを見ていると「スポンサーに金玉を握られている民放とは格が違うな」と素直に感心していた。
NHKが凄いのはドキュメンタリーだけじゃない。先日「トロール・ハンター」を鑑賞し、そのインパクトにビックリして、自宅に着く頃には疲労困憊。お風呂に入るの面倒なぐらい疲れており、このまま寝てしまおうか… と思っていたときに、ザッピングしていた時にでてきたのがこの番組だ

・バリバラ

NHK教育テレビ 毎週金曜日午後9:00 再放送 毎週火曜深夜0時30分
オープニングの出演者紹介で「山本シュウ」以外知らない人ばかりだな〜 と思っていたら、彼以外、義足、下半身不随、脳性麻痺多発性硬化症、盲目などなど… ハンディキャップを持っている人ばかり。
障害を持った人たちが、スタジオに集結して何を話すかと不思議に思っていたら、今回のテーマはなんと「恋愛」について。
出演者の皆さんは「障害が障害になってモテナイ」と嘆き節。
そこで、ハンディキャップは何のその、モテる障害者の必殺テクニックを紹介。
車いすの男性は美人がいるとワザと苦しそうにして手伝って貰ったり、脳性麻痺で脚に障害をもつ女性は、あえてミニスカートやカワイイストッキングをはいて、目を引く… 耳の不自由な女性は手のひらに文字に書いてもらって、自然とスキンシップをする… などのワザを伝授。
彼らは「障害者の特徴を武器にせよ!」とライフハッカーもビックリのアドバイスが飛び出す。
しかし、いくら有効なテクニックを教えて貰っても、「やっぱり俺じゃダメなのでは?」と行動しない自称非モテの障害者たち。
番組では障害者を中心に合コンを開催! 脳性麻痺の男性は「からあげを食べさせてほしい」と隣の女性に頼んでコミュニケーションを図る。が、口に入れられた唐揚げが大きく、頑張って咀嚼しても時間がかかり、女性と次の会話が続かない… などなど、大変興味深い展開が続いた。
(別コーナーでは目が不自由な男性が「女性を見た目で選びません!」といいつつも、興味がある女性がいると「あの人はカワイイの?」と聞いてるエピソードを紹介していた(笑))
NHKの公式サイトにはこの番組について

バリバラ=バリアフリーバラエティー
恋愛、仕事から、スポーツ、アートにいたるまで、日常生活のあらゆるジャンルについて、障害者が「本当に必要な情報」を楽しくお届けする番組。
モットーは「No Limits(限界無し)」。
これまでタブー視されていた障害者の性やお笑いのジャンルにも果敢に切り込みます。
本音をとことんぶつけあい、一緒に笑って、一緒に考えて、
本気でバリアフリーな社会を目指します!!

と紹介している。素晴らしい。
去勢された番組しか作れない民放とはレベルが違う。報道やドラマだけじゃなくて、バラエティに関してもNHKの実力は凄い。
あれだけ眠かったのに、番組を見終わったら目が非常にさえていた。第一回の放送が鑑賞できて本当によかった。気になる2回目の放送は本日午後9時からなので、要チェック。