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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

中ニ病と羅漢様

中ニ病に羅漢って、それは罹患の間違え…ふぁdぽふぁp!
・胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(107)

247 :1/3:2012/02/21(火) 21:57:30.06 ID:6J+XaO2F
黒歴史で思い出した。
私=当時中一だけど中ニ病に羅漢
A子=小学校が一緒だった友達 かわいい。
B子=小学校が別だったヤンキー。
不良女子グループのリーダー格。
中学生に入学して、学校生活にやや慣れかけた頃、A子が急にB子のグループにいじめられだした。
理由は噂ではA子が、B子の鞄の中身を、放課後
こっそり捨ててたというのを、不良の先輩が見た!
と言うことだったが、自分はA子がそんな事をする
ような子じゃないと思いつつも、ヤンキー女子に
意見なんて、地味オタク女子代表みたいな自分には
なぁ・・・と、思っていたが、ふと計画を思い付い
て、実行に移す事にした。
当時、クラスではまさに「こっくりさん」ブームの
真っ只中で、女子はこぞっておまじないの本やら
タロットやらのオカルト本を読みあさって、より
詳しいオカルト知識を持ってる奴が、無条件に女子
の中で一目置かれるという風潮になっていた。
そこで私は、様々なオタク知識を総動員して、クラスの女子の前でマイナーなオカルト知識を披露
してみたり、あるトリックを使い、ダウジング
裏返しにしたカードの図柄をすべて当てるなどの
パフォーマンスを披露し、クラスどころか、同学年の
女子から一目置かれる存在になるのに、そんなに
時間はかからなかった。

249 :2/3:2012/02/21(火) 21:58:58.77 ID:6J+XaO2F
いじめをしていたB子も、私に興味深々で、なにかやる時は私の占いやアドバイスを聞く様に
なりだしたので、そろそろ頃合いかな?と計画を
実行することにした。
B子達が、好きな先輩とうまく行くか調べて!
と頼んだので、こっくりさんではなく、キューピット
様に聞いてあげるよと、文字盤を書いた。
B子と私の二人で鉛筆を持ち、キューピット様を
召喚する言葉を呟く。B子の仲間達は神妙な顔で
儀式を見守っている。私はそこでわざと鉛筆と
B子の手を振り払い、「えきゃきゃきゃきゃー!!!!」
と、全身をガタガタさせて、いかにも悪霊にのっと
られたかのような奇声を上げた。
私の急な変貌に本当に悪霊にのっとられたと思った
B子達は、普段の生意気な態度は鳴りを潜め、本気で
怯えだした。泣いた子もいた。
今思い出すだけでも頭を抱えたくなる思い出だが
当時の私は、想像以上に不良たちがびびったのに
気をよくして、「ぅわたしにぃー!恋の相談をしたいのはぁー
ぅおまえかああああああ?!」見たいな事を言うと
B子は泣きそうになりながら、こくこく頷いた。

250 :3/3:2012/02/21(火) 22:01:24.86 ID:6J+XaO2F
「残念だが、相手はお前の性格が悪いと見抜いて
おるから、その恋は絶望的だ!ウワーッハッハッハ!」
「そんな!なんでですか!?←何故か敬語」
「お前は罪もない少女にいじめをしておるだろう!」
「!だ、だってあれは!先輩があの子が私の鞄外に
捨てたって言うから!」
「証拠はあるのか?!そもそもその先輩はなぜ
その少女の顔をしっておるのだ!?あと、その
少女がお前の鞄を捨てて、なにかメリットでも
あるのか?!」「!」
などなど、いじめの発端の矛盾点を突きまくると、B子達は確かに・・・と納得しだした。
私も大概疲れたので
「まずは先輩とやらに事実を確認せよ!恋の占いは
それからじゃ!」と言った後ばったり倒れた。
そして駆け寄ってきたその子達に抱き起こされて
「んんー?何で私教室で寝てるの?」とかとぼけると
不良女子達はますます信じてしまったようだった。
なぜ信じたの当時の彼女達。

251 :4/3:2012/02/21(火) 22:03:16.65 ID:6J+XaO2F
改行多いておこられた。これが最後。
後日、不良女子達はその先輩に確認をしてみると、先輩が言っていたのは全くのでたらめで、たまたま
B子に会いに来たときに見かけたA子がかわいくて
ムカついた、ただそれだけでB子に嘘をついたらしい。
ヤンキーだし単純だけど、悪い奴でもなかったB子は
軽率に決めつけて悪かった!とA子に謝り、いじめは
漫画のハッピーエンドのごとく、きれいに収まった。
A子にはすごくお礼言われた。
そしてますます私の株も上がり、中学時代は怖いもの
なしな青春をエンジョイしたが、今にして思えば、B子とはそれなりに信頼関係築いてたんだから、あんな三文芝居しなくても普通に忠告してやれば、今こうして黒歴史を思い出して、恥ずかしさに
転げ回ったり、同窓会でいじられたりする事は無かった
のになぁと思う・・・。

262 :251:2012/02/21(火) 23:28:52.91 ID:6J+XaO2F
アラサーです。GJありがとうございます。
笑ってもらえると、古傷がすこし癒える気がしますw
後日談として、後にとりついた設定の悪霊は
いじめが解決した後、再び彼女達の熱い要望により
再び召喚されることとなり、めんどくせーなーと
思いつつも悪霊役を再び演じ、A・B「悪霊さんのおかげでクラスに平和が戻りました。
おれいを言わせてください!」
私「気にするな!俺もかつて生きていた頃は、些細な
ことからいじめを受けた。俺のようにならなくて
本当によかった!(適当にその場で作った設定)」
B「悪霊さんは、もと人間だったんですか?」
私「うむ」
A「何て名前だったんですか?男性ですよね?!」
私「名は・・・デッドだ!大学院のときに、戦争で
死んでしまったのだ!(てきとう)」
と、いつの間にかいろんな設定が生まれてしまい、クラスの女子の相談相手として、私が許可すれば、いつでもデッドさんが現れる設定になり、「デッドさんとテスト中に交代すれば、いい点数
とれそうだよね!(デッドさんは大学院生だから)」
と言われて、焦って勉強しっかりやりだして
難関校にはいるまでになったので、中ニ病もそう
悪いもんではなかったかも知れません・・・。


少林拳術 羅漢拳―基本から戦闘技術まで