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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

死体映画&死体写真

あ、文章だけ書いてアップするの忘れていたよ。いまさらだけど。
10月7日(土曜)にアップリンクで「ユルグ・ブットゲライト来日特集上映」というイベントがあることを教えてもらい、20時30分ごろに渋谷に向かう。土曜日の渋谷は大混雑で非常にイライラしならがらアップリンクへ。会場の前ではぴあの出口調査をやっており、それをよけつつ、1600円の入場料を払って会場に入る。
会場内は50席ほどの小さなスペース。ちなみに今回のイベントは以下のような感じ(アップリンクのお知らせメールを引用)。

『ネクロマンティック』、『死の王』等数々の衝撃的超級カルト問題作を世界各国に発射してきた奇才ユルグ・ブットゲライトが来日。日本未公開の短編から『死の王』まで一挙12作品を特集し本人を迎え、トークセッションも開催します。
トークショー開催決定!
10/7(20:30)回終了後、釣崎清隆氏(死体カメラマン)
10/8(20:30)回終了後、柳下毅一郎氏(特殊翻訳家)、中原昌也氏も特別ゲスト
両日とも、ユルグ・ブッドゲライトとのトークセッション!
料金:入れ替え制¥1,000/上映+トークイベントは¥1,600

10/7(土)(20:30)、10/9(月)(20:30)、10/11(水)(18:30)
Short Films-1(70min)
『キャプテン・ベルリン』(1981年/Germny/15分)
『ホラーヘヴン 恐怖天国』(1984年/Germany/25分)
『メイキング・オブ・ネクロマンティック』 (1987年/Germany/15分)
『メイキング・オブ・ネクロマンティック2』 (1987年/Germany/15分)

私のお目当ては、死体写真家の釣崎清隆氏。1996年に出た限定1000部の死体写真集『HARDCORE WORKS』を見たときはそれはそれは衝撃をうけて、それ以来ファンとしておっかけています。が、まだ動く釣崎氏をみたことがなかったので、これはいいチャンスだと参加した次第。
会場は30名ほどきており、サブカル好きそうな若い女性が多い。
いきなり会場が暗くなり、1発目の『キャプテン・ベルリン』が始まる。うーん、学生が頑張って8ミリで撮影した作品で、チープ感満載。2発目の『ホラーヘヴン 恐怖天国』も自主映画テイスト満載。ユルグ監督ファンならたまんないだろうけど、実はネクロマンティックを見ていない私に正直どーでもよかった。
その次に放映されたネクロマンティックのメイキングはそこそこかな。
で、上映終了後にユルグ監督と釣崎氏のトークセッションなんだけど、通訳の女性があまりにも下手なので、全くセッションになっておらず。うーん、何を喋っていたのか忘れたよ。

参加者との質疑応答があったので、私も釣崎氏にしてみた。

釣崎氏の死体写真の魅力は、被写体の美しさを十二分に引き出している点。交通事故でちぎれた腕の写真にしても、飛び散った部品や腕の断面部分の模様、アスファルトに飛び散った血の模様などが、よーく考えられて撮影された写真のような構図となっている。治安が悪く、遺族が近くにいてからんできたり、なかなか悠長に撮影ができない現場。そんな緊迫のある現場で、ああいった写真はどうやって撮影されているのか? ギリギリまで時間をかけて撮影をしているのか、何も考えずにバシバシシャッターを切って、その後出来上がりからセレクトするのか? いったいどっちの手法か長年疑問だったので、そのことについて質問してみた。

釣崎氏の回答は短く「いや〜 ケースバイケースですね」と一言。「ただ、撮影のコツがつかめていなかった昔の方がいい写真をがとれています」と付け加えていた。