Hagex-day info

紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

女性の褒めあう習慣は人を駄目にする

この日記にもちょくちょくでてくる美容関係の仕事をしているAさんから面白い話を聞いたので紹介します(Aさんありがとう)。

ある雑誌の撮影でスタジオに数人のモデルが集まっていた時の話です。
モデルのBさんは下まつげが長いのが自慢で、ビューラーやマスカラを使って下まつげを強調しておりました。そんな彼女を見たモデルのC嬢が、「Bちゃん! 下まつげが長いとおばさんくさくみえるとよ!」と一言いうと、Bさんは「嘘! 本当に?」といって早速下まつげを長く見えないように処理し、二度とそれを強調するメイクはしてこなったそうです。

所変わって、今度はある素人を使った雑誌での撮影。素人モデルのDさんは「私は目がチャームポイントなんですよ! アイラインを塗らないで外を歩くなんて信じられません!」とのこと。しかし所詮は素人、アイラインの塗り方は下手で単に太く・歪んで・滲み、全く美しくはありません。
撮影時に、Dさんはいったんメイクを落とし、プロのヘアメイクが化粧をしなおしたところ、先ほどと違い、きれいになりました。特にアイラインは自分で塗ったのモノよりも細くてきれいなものでした。
そのことをさりげなく指摘すると「何ですか! 私のメイクが変なんですか!!」とAさんに食ってかかってきたそうです。

まあ単にBさんが素直で、Dさんが素直じゃないという風にも考えれますが、本質的な問題は違うと思います。
よく日本の女性同士の会話で
「美容院でこの髪型にしたんだけど変かな?」
「そんなことないょ〜 似合っているよ〜」
「新しいこのバッグどうかなぁ〜?」
「えぇかわいい〜」
例え変な髪形・ダサいものでも「決して他人を否定せずに、褒める」という世界に類を見ない悪臭、もとい悪習があります。そりゃね、「このブス、彼氏も居ないからって化粧が下手すぎで、太りすぎなんだよ!」と漫☆画太郎先生ばりのストレートな表現はあれですが、そろそろ
相手にとって本当のことを言ってあげることが、その場ではショックでも長い目でみるといいことだ!
という価値観になりましょう!
誰しも鼻毛が出ていることを指摘されたら恥ずかしくて死にそうになりますが、ずっと出したまま街を歩くよりは100億倍ましなはずです。

発言小町で「褒められる・同情される」ことを期待して投稿し、本当のことを指摘されて逆切れするトピ主や、mixiでの褒めあい・馴れ合いのポストが続いて問題解決がまった進まない様子をみていると、シミジミとそう思うのでした(ウォッチャーとしては面白くてたまらないんだけどね)。