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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

グーグル先生が消された世界は想像以上に辛い



滞在時間が42時間ぐらいしかできなかった上海ですが、想像以上に刺激を受けて戻ってきました。いろいろな感じが事があるので、数回にわたってこの日記に書いてきます。

イチバンの驚きだったのは、Googleのサービスが一切使えなかったこと。ご存じの通り、中国には「金盾」(きんじゅん)と呼ばれるインターネットの検閲システムが動いている(海外では「グレート・ファイアウォール」と言われるている)。この金盾は、中国共産党にとって都合が悪いインターネット上のサービスやデータをブロックするために動いており、海外のWebサービスもいくつも中国国内から接続不可になっている。その代表的なサービスがGoogleだ。

今回の旅行でも金盾の影響でGoogleが使えないのはよくわかっていた。なので以下の回避策を2つを準備した。

・金盾を回避するため、香港の携帯SIMカードを利用する
・VPN準備して、それを使う

香港の携帯SIMカードは「中国聯通香港」と「中国移動香港」の2枚をアマゾンで購入。わざわざ2枚違う会社を用意したのは、トラブル対策だった。この私の安全策は残念ながら吉と出た。なぜなら「中国移動香港」はSIM不良のため、スマートフォンに挿しても認識せず! ファック★ SIMの話は後日書くとして、「中国聯通香港」だと2GBまでしか使えず。ネット依存症で仕事もやらないといけないがパケ死が怖いので(翌日チャージすんだけど)、ホテルのWi-Fiを使ってネットに繋ぐ。が、案の定、金盾のため各種サービスが利用できません。
そこで登場するが金盾を超えるためのVPNなんだけど、私が用意したVPNが金盾経由だとクソ重くて、接続はブチブチ切れてまともに使えない。日本国内ではサクサク使えるVPNも、グレートファイアウォールを超えるのにはしんどかったのか。哎呀(アイヤー)

てなわけで、PCでの作業は金盾の内側で行ったんだけど、これが想像以上に不便で勘弁。Gmailが使えないのは分かっていたので、旅先で必要なデータは紙にプリントアウトしていたけれど、仕事関連の対応は一切できず。まあ、これは想定内だった。辛かったのはGoogle検索が一切使えなかったことだ。

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上海ッ子はスマートフォン中毒。赤信号で止まっているときはもちろん、バイクの運転中もスマフォを見ているヤツが多数いたぞ。危ない。そして、ヘルメットをつけてない人が多い。

オイドンはGoogleChromeを愛用しており、検索する際はURLのウインドウに言葉を入力して探している。いつもそのようなやり方でやっているので、ついついURL欄に探したい言葉を(「中国移動香港 SIM不良 クレーム」といった単語だ)いれてリターンキーを押すが、検索結果がいつまで経っても表示されない。そりゃそうだ、検索サービスはGoogleを使っているからだ。Googleのトップページから探していないので、自分が意識せずにどれだけGoogleの検索に頼り切っているかわかる。

じゃあ、Yahoo!で調べようと! と思ってもYahoo!のトップページは表示されるも、検索サービスはブロックされて使えず。Bingはどうだ! うーん、検索結果がいまいち。中国企業の百度はどうだ! 日本語ワードで検索しても、結果はなぜ中国語ページばかりで意味が分からん。し、仕事ができないし、猫先生の世話をするペットシッターさんからの画像付き報告書が読めない!!!

……と、Google先生が消し去られたネットの世界を堪能しましたが、大変不便極まりない。ちなみに旅のお供のGoogleマップも、中国で使うとGPS情報がズレるという噂を聞いていたが、香港SIMカードで使ってみたらやはり現在位置がずれており、現在地を信じて移動すると4000年かけても目的地に到着できないだろう。このズレの原因だけど、恐らく中国共産党がなにかやっているんでしょう(未確認)。試していないけど、百度地図はかなり正確に自分の位置を表示させてくれるようなので、次回はこれを使う。

Google先生が個人情報を収集したり、NSA(アメリカの悪い組織!)がそれを盗聴したり、Google先生が都合が悪いことは検索結果に表示させないといった、「ビックブラザー」的な噂は聞く。そしてそれは怖い。が、いざGoogle先生がいないネットの世界を体験すると、プライバシーは多少犠牲、いや多大に犠牲しても、先生が居てくれる世界を人は選ぶだろう。

「利便性」は人と社会を一瞬で変える。そんな事例が上海ではいくつか見てきたので、そのお話はまた次回。

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本文とは関係ないですが、上海のプードン空港の免税店では「生」っぽい上海ガニ売られていた。売れるの?