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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

ウチにこないか

彼氏はガッカリしただろうな
・何を書いても構いませんので@生活板 32

317 :名無しさん@おーぷん :2016/09/12(月)04:12:29 ID:u2S
286の、本好きの兄嫁さんの話で思い出した。
私も286の兄嫁さんほどじゃないけど、本を読みだすと寝食を忘れるタイプ。
大学に入って、初彼ができた。何度かデートして、ある日彼が
「今度の土曜、うちの家族みんな出かけちゃうんだ。遊びに来ない?」
うおー!少女漫画でさんざん読んだあの黄金パターンがいよいよ私にも!
念入りにお肌の手入れしてw彼の家へ。
元々、本が好きというのでつき合い始めて、彼の家族も本好きというのは聞いていた。
リビングに通されて驚いた。
リビングの壁が一面、天井までの作り付けのスライド式書棚になっていて、本がぎっしり。
家族それぞれの部屋にも書棚があって、リビングの書棚には共有のを収めてあるんだそうだ。
私「わあすごいねー。少し見せてもらっていい?」
彼「いいよ。もう読み終わったのばかりだから、面白そうなのがあったら貸すよ」
私「ありがとー。じゃちょっと見せてね」と、ヤモリのように書棚に貼りつく。
彼はお茶を淹れてくれたり、お菓子を勧めてくれたり、脇に立って本の説明をしたり、うろうろしたり、いつの間にか風呂に入っていて上下スウェット姿になっていたりしたのだが、私はすべてに生返事。
はっと気がつくともう夜。彼の家族もじきに帰宅する。
私は「じゃ、これとこれとこれ、貸してね。なるべく早く返すから」と
20冊くらい借りて帰り(入れる袋も借りた)、自宅に帰りついてから「あれ?今日の目的は……」と気がついた。
その後、借りた本はできるだけ早く返す主義なので、その20冊を読むのに忙しくて、デートもしなかった。
菓子折りをつけて20冊を返す時、彼から「友達でいた方がいいみたいだね……」と振られた。
でもクラークの『幼年期の終わり』を教えてもらったので感謝している。