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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

特有の匂いがある

本当のエピソードかもしれないけど、細部が引っかかるのよね~
・その神経がわからん!その20

793 :名無しさん@おーぷん:2016/05/30(月)11:39:09 ID:xkc
小さな出版社で下っ端社員をやっていた頃、痴漢で服役した男性にインタビューしてこいと言われて出向いた。
場所は普通の喫茶店。
挨拶して名刺交換して、テーブルにレコーダー置いて
相手に話させる。こっちはたまに合いの手を挟む程度。
男性は今はすっかり痴漢から足を洗って更生していると言い
「一種の病気です」
「性欲というよりはスリルを楽しむ気持ち」
と最初はしおらしかったのだが、だんだん気が大きくなってきたのか
向こうから私に質問してくるようになった。
しゃべってくれるのは有難いので適当に受け答えした。
男性が「痴漢されたことあります?」と聞くので
「はあ、まあ」とやんわり答えたら、なぜか急に男性は居丈高になった。
「痴漢は、痴漢されたがっている女を見抜けるんですよ」
「欲求不満の女特有の匂いがある。ぼくらはそれを嗅ぎ分ける嗅覚がある」
「ブスを触ってやるのは男としてのボランティア」
等々、ニヤつきながらベラベラしゃべる。
口元はニヤついてるのに、目はじーっとこっちを睨んでるのが印象的だった。
しゃべるだけしゃべらせて、「はい有難うございました」と切り上げ
レコーダーの最後に
「何月何日、×店にて、㈱××勤務、×川×男氏からインタビュー」
と男性からもらった名刺を読み上げながら吹き込んだ。
男性は「あ」という顔をしてしおしおと小さくなっていった。
男性が店を出たあと、別のテーブルで同じくインタビューをとっていた
社員(男性)と連れ立って喫茶店を出た。
例の元痴漢はまだ店の前をウロついていた。
私に連れがいるのを見ると、また「あ」という顔で悔しそうに去っていった。
名刺を取り返したかったのかな?ことによるとレコーダーも盗む気だったかも。
顔も名前も勤め先も自分から明かしておいて、アホだと思った。