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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

陰気にあてられる

漫画に出てきそう。
・今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その13

303 :名無しさん@おーぷん:2016/05/15(日)11:12:30 ID:8uL
8歳上の従兄は二回結婚し、二回ともお嫁さんが鬱で自殺未遂している。その後離婚。
近所では「嫁イビリで自殺した」と噂になっているそうだ。
しかし伯母(従兄母)は非常におとなしい自己主張のない人で、無口。
虫も殺せない人。やさしいという意味ではなく、能動的でないという意味で。
従兄も母似の無口でおとなしい人だ。
父親は20年も前に亡くなっており、伯母と従兄だけで長らく暮らしている。
従兄も伯母も悪い人じゃないんだが、とにかく暗い。
嫁さんたちが鬱になったのはあくまで偶然だろうし、病気なんだからしょうがない。
しかしあの二人を見ていると、「あまりの陰気さに当てられて嫁さんたちは鬱になってしまったんじゃないか」
と非科学的な連想が湧いてくる。
住んでいる家も日が射さなくて暗く、いつ行ってもどことなく湿っぽい。
仏間がなく、居間に仏壇を置いているので線香臭い。
なぜかお茶も、出される食べ物も全部線香の臭いがする。
だから親戚もあまり近寄らない。
その伯母が先日、うちの母に「いい縁談はないか」と訊きに来た。
それが息子の縁談じゃなく、なんと自分自身の縁談らしい。
母が唖然としていた。
伯母いわく「気が狂う前に逃げたい」だそうだ。
母が「なんで気が狂うなんて思うの」と尋ねると
「それがわかったら苦労せん!」と突然怒鳴りつけ、座布団を蹴って帰ったらしい。
母は恐ろしくなっておれの部屋に駆けこんできて
「伯母さんがもしまた来たら追い返して」
と震えあがっていた。幸い引き返して来なかったが。
その後伯母に縁談が来たと言う話は聞かず、従兄も相変わらずだが
それまで以上にあの家には誰も近寄らなくなった。
万が一従兄が再婚できたなら、あの家から出て別居すればいいのにと思う。