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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

本当のお袋の味

これは酷い。
・今までにあった修羅場を語れ【その17】

97 :名無しさん@おーぷん:2016/03/12(土)16:54:05 ID:iwV
一昨年の今頃、母から電話がかかってきて
「A(うちの弟)の婚約者Bから「Aさんにおふくろの味を覚えてほしいって言われたから、料理教えてください」と言われた」
という内容のことを言われた。
弟は母の味に執着していたことはなかったから、へーとは思ったけど、結婚を目前にすると違うのかな?と「いびりなんかしないでちゃんと教えてあげなよ~アハハ」と冗談を言って切った。
半月くらいして、母からパニクった電話がかかってきた。
弟と婚約者に関することらしいが、要領を得なかったので私から弟に電話した。
弟もやっぱり感情的で何を言ってるかわからなかった。
何があったんだ?と混乱していたらBから電話があって、やっと修羅場の全容が掴めた。

98 :名無しさん@おーぷん:2016/03/12(土)16:54:13 ID:iwV
うちの父は自営の社長で、小さい会社なので社長兼営業として毎日忙しく飛び回っている。
おまけに趣味が麻雀なのでほとんど家にいない。
母は「家族のために働いてくれてるんだから麻雀くらい大目に見ないと」というスタンスの人。
糖尿の姑の面倒をみてる。フツメシだが、祖母に合わせているので、出汁を効かせてはいるがどうしても薄味。
婚約者Bは母にこの薄味の煮物を習い、弟Aに出した。
A「俺が習ってほしかったのはこの味じゃない」と激怒。
A「本当のおふくろを紹介する予定だったのに、先走って余計なことをするな」
B「え、本当の母親ってどういうこと?Aさん養子なの?」
AがBを連れて行ったのは飲み屋街の小料理屋。看板に「おふくろの味」って出てる店。
この小料理屋のおかみ、父の長年の愛人だった…。
小学生の頃から弟はちょくちょく父にこのお店に連れていかれて御飯をご馳走になっていたらしい…。
この店は酒のつまみになるような甘辛味で、母の薄味じゃ物足りない弟の胃袋を掴んだ。
おかみが何かの折に言った「実はアタシの子なのよ」って冗談を弟は長年真に受けていた。

99 :名無しさん@おーぷん:2016/03/12(土)16:54:23 ID:iwV
Bが自分の親に「婚約したはいいけどAの家は複雑らしい」と報告。
Bの親からうちの母に確認の連絡が来て母仰天。
長年浮気はされてるわ、一人息子を奪われかけてるわでパニックになってしまい、長女の私に電話してきた。
浮気がバレた父もパニック。父に叱られた弟もパニック。
父に当たられた弟は、今度はBに八つ当たり。
殴られかけたBは弟に関してあらゆる意味で冷めてしまい、「破談にする」と言いに来た。
両親は喧嘩の真っ最中で役に立たないから、仕方なく私が帰省して弟に頭を下げさせ、少額だけど慰謝料を取り決めて、破談の始末をしてまたとんぼ返りした。
両親はその後もゴタゴタし続け、先日やっと再構築するって方向で話が決まった。
情があるし、姑も放り出せないししょうがないんだそうだ。
父はおかみに手切れ金やって別れ、母は手切れ金の半分くらいを慰謝料として受けとった。
なんか父のお金がグルグル回ってるだけって気がして釈然としないんだけど…。
弟は半年くらいロミオったが、私が弟の先輩(地元にいる)に頼んでやめさせてもらった。
バカみたいだけど、二年かかった修羅場でした。