Hagex-day info

紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

冤罪はこうやって作られる

兄が酷すぎるな。
・今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その10

290 :名無しさん@おーぷん:2015/11/11(水)00:48:35 ID:sZ6
「冤罪」というものを身近に見たことに衝撃
数年前の話。性犯罪絡みだからフェイク入れるけど、近所のおじさんが、ある日警察に逮捕された。容疑は痴漢。
おじさんはまじめな人で、近所の人は半信半疑というかほとんど信じていなかった。
おじさんには何度もムショ入りしてる超DQNな兄がいて、顔も似ていたために
迷惑していたという話を聞いていたため、間違えられたのではとも思われたが、そのDQN兄は1年近く前に死んでいた。
半月くらい経ってから、おじさんは釈放されて戻ってきた。
完全に無実を証明できたわけではないが釈放ということになったらしい。
近所の人も安心したが、近所を騒然とさせたので、ということで
おじさんと弁護士さんが自治会の人に説明の場を持つことになった。
やはり、兄のせいだったらしい。
おじさんの兄は、暴力も性犯罪もやり、893も破門されたくらいのDQNだったが、数年前にはもう酒で(たぶん薬も)脳がとけて廃人状態になり、施設とか病院とかを行ったり来たりしていたが
名義上の住所はおじさんの家になっていた。
おじさんも、「今やただ一人の身内だし兄に養われていた時もあるから」と
同居はしないが最後の身元引受人にはなっていたらしい。
(おじさんは家庭崩壊した家に育ち、一時期はDQN兄が悪いことをして弟を食べさせていたらしい。
おじさんも兄の下働きをさせられて捕まり更生できたが、兄はそのまま悪の道へ)

291 :名無しさん@おーぷん:2015/11/11(水)00:50:17 ID:sZ6
(続き)
そして、問題の痴漢事件が起きた時、警察が被害者の女性に近隣の
性犯罪者の顔写真を見せて、似ているものがいないか聞いたらしい。
被害者「夜だったのではっきりとは覚えていませんが、この人に似てると思います」
と、おじさんの兄の写真を示す。
警察「これは〇田〇男だな。住所は・・・」
そしておじさんの家に行くが、すでに死んでいることを知る。しかしおじさんがそっくりだったので
警察「署まで来てもらおう」と連行。
警察が改めておじさんの写真を被害者に示すと
被害者「ああ、この人です、間違いありません!」
おじさんは事件当時家にいて証人は家族しかいない→アリバイ証明不可
で、逮捕されてしまったらしい。
兄のことでお世話になった弁護士さんとかがいたものの、兄の死後
「あまり思い出したくない」と連絡先等含めて処分してしまい、おじさんの家族は
やむを得ず、近所の議員を通じて全く別の冤罪に詳しい弁護士さんに相談、そこからたどってもらって前の弁護士さんや警察関係者の証言を得て、おじさんの体に負っている障害と犯行状況の不一致なども追及して
時間はかかったがようやく釈放されたという。
それでも捜査側はメンツがあるのかなかなか認めなかったらしい。
被害者の証言が変わっているのは、弁護士さんが言うには
「あいまいな記憶のところに、犯人の顔写真という予断を持っておじさんの兄の写真を見せられ、自分で選んだために、確かな像に記憶がすり替わってしまった」ということらしい。
冤罪が生み出される流れも、記憶がすり替わるということも衝撃的で怖かった。
おじさんの自営業もこれで影響を受けたけれど、自分が積み重ねた信用があるから大丈夫、とおじさんはさっぱりと言っていたが、サラリーマンだったら逮捕時点でクビとかもありえて
人生終了の可能性もあった。
こういう場合で警察を訴えても満足のいく補償が得られる可能性は極めて低いらしい。
さらに怖いのが、おそらく被害者の記憶の中では、真犯人が出てきてその顔を見せられない限り
犯人はおじさんのままだろうということ。