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TABI LABOが配信してる「世界が感動した『プロサーファーの失格』」エピソードはデマ

創作エピソードを事実のように書き、批判すると怪しげな弁護士や関係者からメールが来る「Cadot」や記事盗用疑惑をかけられても良くわからないコメントをだすTABI LABOの記事をTwitterやFacebookでシェアする人がネット上からいなくなれば、世界はもっと素晴らしくなるのに……といつも願っているHagexです。

さて、そんなTABI LABOさんが、事実と違う記事をアップして広く拡散しているようです。

問題の記事はこちら

世界が感動した「プロサーファーの失格」。その理由とは?(リンク先は魚拓)

2015年5月に開催されたサーフィンの世界大会「National Argentine Surf Championship」で、プロサーファーのマーティン・パセリ氏が脚の不自由な観客ニコラス・ガレゴス氏を背負って試合に挑んで、失格になったというお話。

動画はこちら。

障害者を助けたという美談で、世界的に拡散したようだが、真実ではない。
このウソエピソードのネタ元は、以下のニュースだ。今年の5月11日に掲載されている。

Argentine surfer Martin Passeri stuns fans with selfless act(GrindTV)

しかし、この記事には5月29日に付けで修正コメントをだし、訂正記事も出している。

Argentinian surfer Martin Passeri was not disqualified during competition for kind act(GrindTV)

5月11日にアップしたGrindTVに対して、アルゼンチンのサーファー協会から事実と違うと連絡がきたようだ。事実はこうだ

・問題となった脚の悪い青年ニコラス・ガレゴス氏を背負った動画は、試合中ではなく練習の時の風景
・マーティン・パセリ氏は試合でサーフィンを行い、失格ではなく、成績でまけている

旅ラボの記事には以下のように書かれていてる。

波に乗っていた時間が短かくはあれど、ニコラス・ガレゴスさんの夢は世界大会に出場するという最高の形で叶うことになった。しかし、当然ながらマーティン・パセリ選手は失格に

と書かれているが、事実と全く違う。
取材能力も検証能力もまったくない、旅ラボが2ヶ月以上前に真実が判明しているのに気がつかないのは、生まれたばかりの赤子に文章を書かせるようなもので、できなくて当たり前。
悪いのは、TABI LABOの記事をシェアするユーザーだ。

過去に取り上げたTABI LABOネタです。たくさん書いてるな~
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