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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

「俺の若い頃は爺」に爺が鉄槌

昔のインターネットは
「お礼は三行以上」(さんぎょうあやまり)
「データを3つもらったら違うものを1つお返しする」(三一の道)
「ハイパーリンクをはるときは許諾をとる」(リンクかしげ)
というマナーにうるさい世界だったんだぞ。
・何を書いても構いませんので@生活板  8

869 :名無しさん@おーぷん:2015/08/07(金)08:57:15 ID:Pft
60過ぎのおじさんが90代のおじいさんに説教されててちょっとスカッとした。
先週末親戚で集まったとき、いつものごとくお酒が入ったんだけど、そういう時にいつも「俺の若い頃は~最近の若いもんは~」と説教癖のあるおじさんがいて不愉快だった。
で、この前はそれに加えて、永遠のゼロにでも影響されたのか、零戦とかの話から
「日本人は昔から素晴らしい技術を持ってて、規律と自己犠牲の精神があって~それなのに最近の若者は~」
って説教が始まった。
すると、私からみて大叔父にあたる90代のおじいさんが昔話を始めた。
「戦前の日本には、精度の高い機械とかを安定して生産できる技術力がなかった。だから負けたんだ」
「戦前も戦後しばらくも、国産の機械や家電は『安い粗悪品』という認識だった。セールスマンは『国産ですが優秀です』
『国産とは思えないと評価されています』と言わなければならなかった。それを必死で我々の先輩が追いつけ追い越せと頑張ったんだ」
「労働規律も高くはなかった。目を離せばサボるやつも多かったし、粗悪品が何故ダメかを理解しないのもいた。特に戦時下で小中学校を
過ごした連中は勉強を軽視する傾向があった。中卒の工員にはまず礼儀と規律と基礎知識を手とり足とり教えることから始まった。」
「今は駅でみんな整列して電車に乗ってるし、ゴミ箱以外にゴミを捨てるやつもいない。昔はそんなのは
なかった。朝の駅はぐちゃぐちゃ、タバコのポイ捨て当たり前、線路にゴミを捨てるのもいたし、街中で立ち小便も珍しくなかった。今の中国人を嗤えんくらい。
豊かになって世界から人が来るにの口を酸っぱくして何十年もマナー向上を言ってようやくここまで来たんだ」
で、そういう話から「お前たちが育った頃にはもうかなり豊かになっていたからそれが当たり前に
思っているのだろうが、そういう苦労の上にあるんだ。訳知り顔で言うもんじゃない」
とお説教になり、おじさんは黙り込んでしまった。
興味深い話だったし、私的にもちょっとスッキリした。
私たちは豊かに生まれて苦労を知らない、とか言われるけど、よく考えれば今の60歳前後も
戦後落ち着いてから生まれ、高度成長期に育ち、オイルショックはあったけど経済大国になった
安定成長時代に就職、働き盛りにはバブル景気と結構恵まれてる年代だよねw
もちろん、その後の景気低迷とリストラ、子供の就職難・所得低迷と大変さも大きいだろうけど。