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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

「ガロ」を出していたが青林堂が幸福の科学&ネトウヨ御用達出版社に変貌していた

Gペンを付けたペンを、床に立てかけたベニヤ板に投げて、ダーツのように遊んで1日を潰していた暗い青春時代。
そんな俺のダークネス&マッドネスのアオハ・アンライドの救いは、漫画雑誌「ガロ」とゴシップ誌「噂の真相」だった。インターネットもない時代、この2つの雑誌を読んで情報飢餓を凌いでいた。
ガロ系漫画のお勧めは、以前日記に書いた。

青春こじらせ時代に読んでいて感銘を受けたガロ系漫画ベスト10

さて、そんな私の思い出を作ってくれたガロを出していた青林堂がどうやら大変ことになっているようだ。

ネトウヨ書籍・雑誌を創刊して生き残りを図る

ガロを出していた青林堂は、内紛やら経営難やらで、ガロを出しては休刊を繰り返し、てっきり潰れているものだと思っていた。が、が、ががががが!
ななななーーんと、幸福の科学の著者を起用して本を出したり、ネトウヨ向けの愛国戦隊大馬鹿日本雑誌を出していた。し、知らなかった! ちなみに関連書籍のAmazonのリンクを貼っていますが、私のアフィリエイトのコードは抜いております。

青林堂のサイトを見ると、桜井誠の「大嫌韓時代」をはじめ、「韓国呪術と反日」「マスコミ堕落論-反日マスコミが常識知らずで図々しく、愚行を繰り返すのはなぜか」「テキサス親父の「怒れ! 罠にかかった日本人」」「韓流、テレビ、ステマした-韓流ゴリ押しの真犯人はコイツだ!」と、目眩を起こしそうなタイトルがゾクゾク。トンデモ本を大量に出していた「たま出版」も失禁するレベルだ。青林堂の創業者である長井勝一は草葉の陰で絶対にないているな。


ちなみに、1月10日、東京新聞でも青林堂のネトウヨ本ばかり出していると記事になっていたようだ。

幸福の科学とも強い繋がり?

ネトウヨ本もくらくらするが、幸福の科学系の本も出している。

幸福実現党党首、釈量子の書籍

勝手にモージョ相談処 釈量子(青林堂)

幸福の科学に入局した人がやっているNPO「いじめから子供を守ろうネットワーク」が著者の書籍。

いじめは犯罪!絶対にゆるさない!いじめに悩むこどもたち、お母さんたちへ 井澤一明(青林堂)

そして、青林堂の弁護士も幸福の科学に強い人のようだ。


デマスピーカー!?井上太郎

さて、なぜ弁護士がでてきたのか? 実は青林堂が出しているネトウヨ書籍に名誉毀損があるとして、しばき隊の人から訴えられているのだ。以下しばき隊の人のエントリーより。問題の弁護士の名前も出てくる。

青林堂を法律しばき

昨年末に出版された井上太郎『日本のために』(青林堂)は、井上太郎@kaminoishiがツイッターその他に書き散らかしている妄想やデマをそのまま印刷したものであり、現物を手にとった反レイシズム陣営では、「青林堂には編集者や校正者はおらんのか!?」と大いに話題となった。

と、おもしろがっているだけでもつまらないので、デマや虚偽情報を流布した責任をきっちり取ってもらうべく、C.R.A.C. は先月、以下の内容証明郵便を株式会社青林堂宛に送付した。
(中略)
貴社は、2013年11月12日、井上太郎著「日本のために」なる書籍を出版されましたが、同書79頁には、「しばき隊と中核派のつながり」なる章が存在し、同書80頁には、「しばき隊の野間、常野、木野は三年前の中核派の『外登法・入管法と民族差別をなんとか』という鶴見集会にも参加していました。極左公安対象者として写真が残っているようです。」などと虚偽の事実が記載されています。かかる記載は、一般人をして通知人が過激派のメンバーとして公安警察から監視されているかのような誤解を与えるものであり、通知人の社会的評価を著しく損ねるものであって、刑法上名誉毀損罪として3年以下の懲役若しくは禁錮または50万円以下の罰金が科されるほか(刑法230条1項)、民法上も不法行為として損害賠償の対象となるものです(民法709条)
(中略)
それに対し、株式会社青林堂の代理人を務める三宅坂総合法律事務所・野間自子弁護士から5月13日、以下の返答が届いた。


ご通知


冠省 当職は、株式会社青林堂(以下「通知人」といいます。)の代理人として、貴職の2014年4月25日付ご通知に対して、以下のとおり、ご回答します。


 通知人としましては、井上太郎著「日本のために」という書籍の中の、貴職ご指摘の記載は、何ら木野寿紀氏の社会的評価を損ねるものとは考えておらず、何ら法令に違反するものとは考えておりません。


 よって通知人としましては、貴職の要求には応じかねますので、その旨ご通知申し上げます。
(後略)

これが問題になっている書籍井上太郎著「日本のために」

井上太郎のツイートはこちらでまとまっている。
右からも左からも疎まれるデマッターの井上太郎さんのまとめ

青林堂は井上太郎を知らないと証言!?

で、現在実際に裁判が行われているのですが(いろいろ省略されていますが、青林堂が逆に訴え返すと脅したり、しばき隊弁護士が怒ってツイッターを使って活動したりと、多数イベントあり)、昨日の裁判様子が凄いことになっていた。
お復習いすると、しばき隊の人は「井上太郎」の本について怒っているわけです。しかし、版元である青林堂は「井上太郎なんて知らない!」と裁判で発言し、一同ビックリの助状態になっているようです。以下、現場からの実況です。

正体不明なのに、なぜか青林堂はサイン本を持っているようだ。電車の網棚でやりとりしたのかな?

著者を知らない……て、凄いな。さて、今後どのような展開になるのか気になります。