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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

人の物を欲しがるな

ゲームではよくある話。
・今までにあった修羅場を語れ【その5】

44 :名無しさん@おーぷん:2014/10/21(火)13:05:18 ID:zc5IR2Pim
こどもの頃の俺ってのは内向的で、いじめられてこそいなかったが友達があまりおらず、ひとりで過ごすことがほとんどだった
小学何年かの頃、アーケードゲームでスト2が流行った
ほとんどの男子はドはまりで、連日放課後にゲームが設置してある本屋(田舎なのでゲーセンなどはない)に集まっては遊んでいた
だけどそこはこども。上級生が来たりすると逃げなきゃならなかったので1日に遊べる時間は限られる(タダでもないし)
そのうちこのゲームはスーパーファミコンのソフトとして発売された
そこに至るまでに数回しか遊べていない俺は親に頼み込んで買ってもらうことに成功した
しばらくはひとりで堪能したが、どこから知れたのかあるときから
「おまえスト2買ったんだってな!遊びに行っていいか、やらせてくれよ」
と同級生がうちに集まるようになった
ひとりで遊ぶことがほとんどだったから、ゲームが目的でもうちに人が集まることは嬉しかった
だから油断したんだろうな
最初こそは持ち主の俺を中心に交代でゲームを遊んでいたんだけど、そのうち中心は当時のガキ大将にシフトして行ってしまい
俺は部屋の隅で見てるだけになってしまっていた
当時友達がいると言う感覚に満足していたので、それでもいいと特に文句も言わなかった
するとある同級生がこう言いだした
「この中でコレ(ゲーム)一番やってるし、強いのってガキ大将くんじゃね?
だったらもうコレ、ガキ大将くんのじゃね?」
はい?
するとガキ大将、「それもそうだな。ここ狭いし、ウチでやるべ」
と言ってガチャリとソフトを引っこ抜き、ポッケに入れたと思ったら
さっさと仲間を連れだって帰っていってしまった
あまりにスムーズな一連の流れに、止めることはおろか、一言も発することなく見守るしかなかった
もちろん親には怒られたし、当然ながら次の日から同級生がウチに集まることはなくなった
一番恐ろしかったのが、なんとかこどもなりに手を尽くしてゲームを取り戻そうとしてたなかで
完全にゲームの所有権がガキ大将に移ってしまったかのように、最終的にたくさんの先生に
「人のものを欲しがるばかりか、奪おうとするとは何事か」と説教されて諦めざるを得なかったこと