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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

名簿を見せて

なんの本だろう? 信濃系?代々木系?
・今までにあった修羅場を語れ【その4】

742 :名無しさん@おーぷん:2014/08/27(水)15:23:30 ID:6QbR22SdC
今から10年以上前、まだ学生だったころのバイト先の店長さんの修羅場。
自分は下宿先の近所の商店街にあった小さな書店でアルバイトをしていた。
そのとき、国政選挙だったか統一地方選だったか忘れたが大きな選挙があった。
で、あるお客さんから、ある団体が推している候補者のために従業員の名簿がほしいと依頼があった。
とはいえ、零細書店のこと、従業員といっても店長夫妻含めて10人もいない小規模店。店長自身も含めてその選挙区に選挙権がない者の方が多数を占めていたこと、何に使われるかわからない不安もあって、その件は丁重にお断りしてくれた。
そうしたら、すぐに問屋から「おたくの店にはその団体が出版している書籍はもう卸せないことになった。今ある在庫分もすぐに返品してほしい」と電話があったらしい。
店長としては、その団体の書籍がちゃんと売り場に並んでいるかどうかチェックしに来るお客さんもいたので、そういう人の目を気にしてか、とりあえずすぐに売り場からはその団体の書籍は撤去しておいて、今後の落とし所を探っていくつもりだったんだろうと思う。
しかし、事情を知らないバイトの一人が事務所に積まれていたそれらの書籍を返品してしまった。
そうしたら、内容は聞いていないが、今度は市会議員からお怒りの電話があったらしい。
その後はその団体の本が入ってくることはなかったと思う。
お店自体もそれから一年もたたずに閉店してしまった。
店長によると、万引きの被害が多かったこと、ネット書店の台頭で売り上げが減少傾向にあったこと、新規に他地域に開いた他業種の店が軌道に乗りつつあったこともあって、「こっちは傷が浅いうちにやめとくわ」とのことだったので、そのことが原因になったのではないと思う。