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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

「文学フリマ」で多くの人に手にとってもらうための6つのポイント



文学フリマに出たよ

5月5日、「第十八回文学フリマ」に参加しました。この日記のデマ追求エントリーをまとめた冊子、東池袋シリーズをまとめた冊子、そして「ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い (アスキー新書)」の3つを販売。おかげで、新書は20冊ほど、冊子もそこそこ売れましたました。購入&ブースに来てもらった方には感謝感激です。

いやー、容姿に関しても絶賛の嵐ですね。ハゲ子モテモテ困っちゃう~

Hagexファンもたくさん来てくれましたが、意外だったのが「見本誌やブースで見て買った」お客さんも多かったことです。Hageブランドに関係なく、内容を見て買ってくれる人が多かったのも嬉しかったですね★

文学フリマで売るためのポイント

さてさて、文学フリマは初参加で、他のブースもいろいろ見て回りましたが、「こうした方がいいんじゃないの!?」と感じたところがありましたので、まとめてみました。上から目線で恐縮ですが、文字系同人誌を作る際に参考にしてもらえたら幸いです。

(1)表紙にはジャンル・内容がわかるようにしよう
雑誌・書籍の表紙は「顔」であり「命」です。表紙の格好いい・オシャレなデザインも重要ですが、見た瞬間にその本がいったいどんな本か伝えないといけません。しかし文学フリマを見て回っていると、表紙を見ただけで、何について書いてるのか???の本が多数ありました。
これは私が考えた例で実在しないのですが、海の写真に文字が「海燕」だけ、白い表紙に「ある男性の告白」と書かれているだけ。これでは、いったい何の本だかさっぱりわかりません。
最低でも「文学同人誌 海燕 馬鹿田大学文芸部30人による海をテーマにした短編集」と「ジャンル」「タイトル」「著者と概要」は入れましょう。さらに可能であれば「セックス、死、ドラッグ、飲酒、失恋、乱交、一夏の経験……著者の体験による私小説」とリード的な本の解説を入れるといいです。
どうしても表紙に説明を入れたくなければ、帯をつける、もしくはブースにポスターやPOPをつけて宣伝しましょう。

(2)本文のデザインは丁寧に
表紙に力を入れていて「お!」と思って手を取ると、本文のデザインがダメダメというパターンも多々ありました。本文の文字サイズが大きすぎる・小さすぎる・ページによってバラバラ、余白のサイズも大きすぎる・小さすぎる。本文の字詰めが開きすぎ・狭すぎ、文字の割り付けが原稿用紙のように均等割付きで読みにくい…… などなど、せっかく手にとって見ても「こ、これじゃ読む気がおきない!」というパターンも多かったですね。
もったいない! ぜひ書店で売っている雑誌や書籍を参考にして文字詰めを参考にしてください。

(3)ブースにも宣伝のポップやポスターを設置しよう
ブースにも宣伝のポスターやポップを置きましょう。これらは重要な「看板」にも関わらず、やっていないところがたくさんありました。
何百とあるブースのなかで、「これは面白そうだ」と来場者に思わせるのは、ポスターやポップといったアイテムです。「100人の女性とベッドをともにして学んだ鉄板のピロートークの全て」とB4の紙にでかでかと書いて貼っておけば、「え、なんだろう?」と足を止めて本を手にとってくれます。

(4)値段はわかりやすく表示
人間は基本的にケチな人間です。安ければ買う、高ければ買わない生き物です。文学フリマに出ているブースの中には、「まったく値段が書かれていない」ブースがチラホラありました。いくら面白そうな同人誌でも値段がわからなければ、手に取る気持ちが下がります。多少スタイリッシュじゃなくても、値段は大きくはっきり、わかりやすく表示しましょう。

(5)見本誌は必ず置こう
文学フリマの素晴らしいシステムだな! と思ったのは「見本誌コーナー」がある点です。1サークルにつき3冊まで見本誌が提出でき、これらは一カ所に集めら来場者は自由に閲覧することができます。ブースの前で立ち読みをするのはなかなか度胸がいりますが、見本誌コーナーは誰の目も気にせずじっくり読むことができます。そして、サークルを全部まわらなくても、見本誌コーナーさえチェックしていればOKです。
見本誌コーナーで読んで、私のブースに来て貰った人も多く、見本誌コーナーへの提出は必ずしておきましょう。

(6)小説ジャンルは激戦
第十八回文学フリマは1階はフィクション、2階はノンフィクション(2階にも一部フィクション・文芸コーナーはありましたが)と大きな分類分けがされていました。
私は2階に出店していました。2階はそこそこお客さんもいて賑わっていたのですが、1階のフィクションコーナーは人が少なくてビックリ。ブースを歩いていると「買ってけ~」「見ていけ~」と悲しいまなざしでこちらを見てきます。そうなんです、小説というジャンルはただでさえ出店ブースが多く、そして来場者にとっては興味が無いジャンルなんですね。
だって、同人誌で無名の人が書いた「今から10分で出来て10万円稼げるアフィリエイト」という本と、「小説 ああ無情のヘッポコ道中記」だったら、どっちの方が人気がでると思いますか? 同人誌の即売会においては、実用的・タメになる・面白そうな作品は圧倒的に「ノンフィクション」でした。
「小説は売れないから止めとけ」とは言っていません。ただ、非常に不利なジャンルなので、戦略を立てないと上手くいかないよ! と言いたいのです。

工夫をするだけで売れ行きは変わる

文学フリマに出店して自分の作品を出すことはとても素晴らしいことだと思います。しかし執筆する手間、デザインする時間、印刷・製本するお金と労力をかけているにも関わらず、表紙や本文のデザインがまずい、宣伝が下手なために、来場者の手に取ってくれないという事実はとても悲しく感じます。せっかく出店しているのですから、多くの人に自分の作品を手にとって貰いましょう。
文字系同人誌を作る人は、内容はもちろんですが、デザインや売り方を丁寧に&工夫するだけで、売り上げが違ってくれるので、ぜひ試してみてください。