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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

憧れの「ホテルで缶詰」をやってみた

小さい頃、小説や漫画を読んでいて憧れていたのが作家・漫画家のみなさんがホテルに籠って作業をする「ホテルでの缶詰め」。いつかはやってみたい! と思っていつつ、ン十年。会社を辞めたにも関わらず、なぜ激務でここ2日間は外に一歩も出ずに自宅作業。積みあがるレッドブルの空き缶、三角コーナーにはコーヒ滓が山積みに、灰皿には大量の吸い殻が……あ、タバコは吸わないや。

で、煮詰まったんですよ、自宅で作業をしていて。
伊豆の稲取に行って、温泉につかりながら金目鯛の煮つけを食べたい……なんて想いをめぐらすんですが、時間的に無理。じゃあ、ホテルに籠もって夢の「缶詰め」じゃ! ということで、安くて仕事ができる都内のビジネスホテルを探しました。もちろん自腹です。
できたら、温泉(大浴場でも可)でも入りたいな~ と調べて発見したのが「アパホテル 東京潮見駅前」。アパホテルはイメージがあんまり良くないけれど、安い・仕事ができる・大浴場があるの3つの条件を満たしていました。普通のシングルルームよりデスクが大きい「コンセプトルーム/ビジネスルーム」をセレクト。1泊7200円(ビジネスルームじゃなければもっと安く泊まれます)。
雨降る中、京葉線に揺られてJR潮見駅に到着。潮見駅周辺はヤマダ電機、コンビニ、スーパーなどがありますが、何もない街です。仕事を集中するにはぴったりです。駅から3分ほどで歩いてアパホテルに到着。24時間営業のローソンが1階に併設していました。フロントでカードキーを貰い、チェックインマシンにカードキーを突っ込んで、現金も突っ込むと、キーが有効化されます。ちなみにカードキーは非接触型なので、財布に入れたままで解錠できるので便利です。お尻のポケットに入れておけば、ヒップアタックで鍵が開きます。気分はもう越中(京葉線沿線だけに!)


は~るばる来たぜ潮見駅~ って、有名な場所じゃないので(一部には有名だけど)説明すると、京葉線で「舞浜(ディズニーランド)」⇔「葛西臨海公園」⇔「新木場」⇔「潮見」⇔「越中島」⇔「八丁堀」⇔「東京」に位置します。ディズニーランドに行くのに便利な場所です。


駅から徒歩三分。かなり大きな建物。

場所柄ディズニーランドに遊びに行く宿泊客や会社の研修利用が多いですが、一人で最上階の10階にゴー。で、部屋に入ったのですが狭い! 窓があるのでカーテンを開くと圧迫感は減ります。しかし窓から見える景色は工場街。色気はありません。まあ潮見という街自体が(略)。


フロントで貰ったカードキーをこのマシンに入れて、お金を入れればチェックイン完了


部屋は狭い。ビジネスホテルによくある大きさですが。あ、冷蔵庫はデフォルトで電源が切れているので注意。


窓から見える景色……

デスクが広いと説明があったビジネスルームですが、思ったほどテーブルが広くないな~ でもノートパソコンは3台ぐらい並べることができるな~ と観察してると、なんとサイドテーブルがばばーんとスライドで出現。ちょっと傾いでますが、これでオレの仕事コックピットが完成するぜ! と持ってきたノートパソコン2台と外付けキーボードとAndroidタブレットを設置。マウスは3台だ。とモバイル趣味全開で設置をしました。ええ、自己満足です。

インターネットは無線LANと有線LANの2系統。無線LANは高速で、調子がよければ90Mbps、悪くても70は出ます。しかし有線LANは10Mbps前後。有線の方が速いホテルが多いので、これは意外な結果。


オレのコックピットが完成だ。メインに使ったPCは、結局1台だけだったが(涙)

デスクも快適、ネット接続もサイコーなのですが、ダメな点が2つ。
1つはデスクの電源口がなんと1つしかない。うっかり電源のタップを忘れたので(モバイラー失格)フロントに「タップがあったら貸してください」と頼むも、「置いてません」と返答。ビジネスホテルだったら置いて欲しいな~ もしくは電源口を複数にして欲しいな~ と思いました。
幸いなことに、ヤマダ電機がすぐそこにあるので買いに行きました。ここのヤマダ電機が電源タップがひじょーーーにたくさん置いてあり、ついつい2つも購入。「Yazawa 極小コーナータップ 4個口 STCS154WH」という製品がおすすめ。1500W15A対応で350円ぐらい。電源口を4つに増やしてくれます。


電源口1個じゃ、足らんがな~


急遽買ったタップ「Yazawa 極小コーナータップ 4個口 STCS154WH」。これは小さくてお勧め

次にダメな点はイス。写真じゃよくわからないかもしれませんが、背もたれが短く座り心地もあんまりよろしくない。「ビジネスルーム」は追加料金がかかっているので、「あなたの創造的な仕事を力強く応援します!通常よりデスクが広く、 快適なビジネス環境をご用意」と宣伝するなら改善して欲しいところです。


このイス使っていると肩も凝ってきた。デスクが広いだけに残念

アパホテルは一部ホテルには大浴場を設置。普通の大浴場でしたが、リラックス&疲れはとれました。大浴場は熱め、露天風呂はぬるめでした。しかし、常に10人以上の入浴者がいてビックリ。あ、あとお風呂は24時間営業じゃないので注意(15時~25時、6時~10時)。また化粧水や乳液も置いてないので、お肌を気にする人は持参しましょう。ローソンでも買えますが。また幕張のアパホテルは浴場が凄く充実しているので、一度は行ってみたいですね。料金は高いけど。

台北旅行中、結果的にホテルに缶詰になって仕事をしたことがあるけど、最初から「缶詰を目的」にした宿泊は初めて。チェックアウト(11時)があるので、乱れた睡眠時間も正しくなり、仕事もいつもより進みました。やっぱりお金を払って場所を借りてる、と考えると仕事に集中します。コワーキングスペースも同じ理由で仕事向きです。
アパホテルは「24時間利用」というコースもあるので、缶詰体験をしたい方にはこのコースもありかもしれません。ただ、イスや電源の件を考えると、アパホテルで仕事は万人にはお勧めできないな~


いつかはパークハイアットで缶詰とかしたいっすね。
以上です、キャップ!