かなり周回遅れの議論で恐縮だけど、ジャーナリストの佐々木俊尚氏が、「ゎたしぃが思ぅに、TwitterゃFacebookで多少アホなことしても、ぃぃじゃん、みんな叩きすぎだょ」的な発言して、話題になった。
・佐々木俊尚さんのコンビニ冷蔵庫議論まとめ(togetter)
コンビニの冷蔵庫に入っただけで人生を棒に振る社会と、何をやっても皆で隠蔽してしまう無責任社会は、実は表裏一体という鋭い指摘。両極端の振れ幅ではない中庸のあたりに本当の道がある。/「厳しすぎる社会」は「だれも責任をとらない社会」 http://t.co/45oOPfwuYz
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2013, 8月 31
そんなにたいへんな悪行だとは思いません。 RT @vonyog 冷蔵庫に入った「だけ」?やってはいけないことを許容する思考は看過できない。 QT @sasakitoshinao: コンビニの冷蔵庫に入っただけで人生を棒に振る社会と http://t.co/Waroa5My53
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2013, 9月 2
佐々木氏は
他者に苛烈な道徳を求める人がたいへん多い事実にけっこう痺れる……。
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2013, 9月 2
と驚いてますが、炎上で人を叩くのは娯楽なんです。正論を振りかざして人を攻撃するのは快感なんで、やっていると脳内麻薬がビンビンでていると思いますよ。
はだしのゲンでも、反戦的な行動をとる主人公一家に、周りが「非国民!」と攻撃するシーンがありますが、あれも娯楽の1つであり、やっている人は気持ちよかったんだろうな〜 と想像しております。
ジャンキーに「麻薬をやめろ!」と言っても、ああそうですか… とストップしないわけで、ネットでの過剰なバッシングも「人権侵害だからやめろ」と言っても無駄だと思います。
これからは何かしらのインセンティブをもらい、娯楽のために騒動を起こす炎上エンターティナーが出てくるのでは? と妄想しております。あと↓のような職業も出てきたりして……
↑は、藤子・F・不二雄の『異色短編集』第4巻に収録されている「イヤなイヤなイヤな奴」が元ネタなんだけど、このエピソードはいろいろと示唆に富んでいて面白い。まあ、「異色短編集」は全部面白いんだけどね。このエピソードは、「箱舟はいっぱい (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)」に収録されています。