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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

私がリスナーを卒業したきっかけ

こ、これは……
・今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 99度目

569 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/17(土) 17:12:42.39 ID:cosohe3f
何となく思い出したので書く。
昔あるラジオ番組のファンだった。
そのラジオ番組はリスナー同士の交流が盛んで、普段からまるでグループの交換日記のようにファックスでラジオの感想や
互いの近況報告なんかをしあっていた。
携帯電話もパソコンもさほど普及してなかったから。
他県から嫁いできて義親と同居だった専業主婦の私には、そんな変わった付き合いもストレス発散の楽しいものだった。
ところがある日の事。
リスナー仲間も男性から1枚のファックスが届いた。
宛名にはたくさんのリスナー仲間の名前が書いてあり
同文のファックスを一斉に送ったものだと分かった。
その内容を読んで絶句した。
「本日妻が分娩室に入りました。
 ただ今妻は新しい命を生み出そうと頑張っております!
 どうかみなさん、妻を応援してやってください!」
正確な文面は忘れたけど、そのような内容だった。
彼の妻が妊娠中だってことは知っていた。
初めての子だったので、妊娠が分かった時から
妊娠中の健診の結果など、逐一報告があったから。

570 :おさかなくわえた名無しさん:2013/08/17(土) 17:13:18.29 ID:cosohe3f
ああ、とうとう出産なのね。
元気な子が産まれるといいな。
ごく普通にそう思った。
“応援”と言うのはよく分からないけど、五体満足な元気な子が生まれればいいなと。
その最初のファックスが届いたのは夕方5時ぐらいだったと思う。
その後、家族と夕食を食べていたとき
再びファックスからマッキー極太で書かれた
遠くからでも読み上げることのできる文面が吐き出された。
「みなさん!分娩室に入って既に2時間が過ぎました!
 妻は必死です!僕も必死です!
 みなさんの応援が妻の心に届きますよう、もっともっと応援お願いします!!」
ジジジジジジ・・・・・・・・・・・・と出てくる用紙に家族の視線が集中。
そして最後に、とても40近いおっさんとは思えない
お花畑なラジオネーム<△△市の○○ちゃんより>。
そんなファックスが翌日生まれるまで2〜3時間ごとに続いた。
我が家は義父母ともにラジオが好きな人なので
なんとなく事情は察したようだったが、夫だけが「なんか気持ち悪い、なんか気持ち悪い」と繰り返していた。
そんなリスナー集会を卒業するキッカケとなった出来事。