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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

炎上したときに知っておきたい「本当」の対処方法

イケダハヤト師と山本一郎氏のやりとりは、後日まとめますが、本日イケハヤさんがいつもの「トンチンカン」なエントリーをアップして、またファンの方にツッコミを受けてます。あまりにも「役に立たない」内容だったので、コメントしてみました。
炎上したときに知っておきたい、たったひとつのこと(blogos)
炎上が起きても、どうせネット住民は忘れるし放っておけ! という内容です。確かに「アドバイスの1つ」としては間違ってはいませんが、正解でもありません。

ぼくは「炎上キャラ」らしいですが、非常に平穏な日々を過ごしています。毎日しあわせでございます。今のところ、粘着の人たちは犯罪を犯すほどの勇気はないみたいです。

上記はイケダハヤト氏の書き込みですが、無自覚にガソリンまいてます。よい子みなさんは、こんな事をしてはいけませんよ。守るべき妻や子供がいるのに、自分で危険要素を招く行為をするなんて、信じられません。

さて、ネットの「炎上」とは、どんな状態でしょうか? 簡単にまとめるなら、「大量のアクセスと非難が集中し、時には誹謗中傷も加わる、ネットでの熱狂状態」でしょう。
火のないところに煙は立たずで、炎上が起きる場合は「燃料」があります。この辺りのシステムは「イラストで学ぶネット炎上の仕組み」というエントリーで詳しく書いてるので、参考にしてください。
さて、もし炎上状態になったら、何をすべきでしょうか? 以下まとめてみました。
(1)落ちつきましょう
炎上の当事者になると、パニック状態になります。その結果、よくわからない発言や返答、やってはいけない対処をして、それが「追加燃料」となって、より炎が高くあがることがあります。
まずはWebサイト・ブログを一時停止し、TwitterFacebookのチェックもやめ(投稿なんてもってののほか)、ネットも見ないようにして、気を落ちつかせます。独りでいると、気が滅入ってしまうので、家族や友人に相談すると、気持ちが安定します。
その際に、いろいろなアドバイスをもらうかもしれませんが、すぐに実行しないのがポイントです。家族や友人のコメントは、あなたの鎮静作用として強力ですが、炎上事件に対して有効かわからないからです。
とりあえず、24時間はネットから離れ、精神を安定させることに努めましょう。

(2)原因を考えて対策をしましょう
次になぜ炎上したか、考えましょう。「社会的に許されない行為や発言」が原因だった場合は、素直にお詫びをします。
謝罪文を書く際には「謝罪」→「炎上を起こした原因の説明」→「再発防止対策」→「謝罪」の構成にすると、上手くいきます。
次に「自分が考えている思想」が原因であり、冷静になって考えても「炎上したけれど、俺の信念は変わらない」場合であれば、「炎上状態になったことの謝罪」→「でもオレの考えは変わらないし、それは謝らない、なぜなら信念があるからだ」と発表しましょう。
「社会的に許されない行為や発言」と違って、「賛否を呼ぶオピニオン」には、反論する人がでてくると同時に「賛同者」もでてきます。
しかし、中には「ピントの外れた内容で過去の発言と矛盾だらけの意見」を「賛否を呼ぶオピニオン」と勘違いしている人もいます。このようなタイプは「正しい批判」もすべて、「ネットイナゴの襲来」と盲信し、カルト化していきます。
信念を持った発言時も「オレはカルトの教祖になっていないか?」と、客観的に自分を見る癖をつけておきましょう。
もし「事実に反する」ことが原因で炎上しているのであれば、堂々と釈明をするだけで大丈夫です。「真実」こそ最大の武器です。
この時は「心の余裕」を持って対処することがポイントです。口で言うのは簡単で、なかなか実行できませんが、頭の中で「心の余裕を持って対処しよう」と考えるだけで違ってきます。

(3)謹慎期間を経て通常更新しましょう
謝罪を発表した後は、1週間ほどWebでの活動を自粛しておきましょう(「賛否を呼ぶオピニオン」&「事実に反する」はこの限りではありません)。この自粛期間で、多くの人は炎上事件を忘れるか、次の事件に興味が移ってしまいます。
その後は、いつもどおりに更新しましょう。炎上マーケティングと同じことになってしまいますが、せっかく知名度がアップしたので、これを機会に情報を発信すると、今まで以上に注目が集まるかもしれません。
ただ、2度目に「社会的に許されない行為や発言」系の炎上事件を起こすと、最初に比べるともっと火力が強くなるので気をつけましょう。

(4)「原因を考えて対策」は大変重要です
確かに、イケダハヤト氏の発言のように、「放っておいても」炎上はいずれ鎮火します。
しかし、「社会的に許されない行為や発言」が原因だった場合、「謝罪・釈明」という落とし前をつけないと、10年単位でストーカーのようにウォッチして、事あるごとに蒸し返す連中がいるので、あなたのネット人生はずっと落ちつかない状態になります。
鉄の心臓を持っているか、簡単にブログを削除したり名前を変えることができれば苦労しませんが、「大阪府箕面市にある日蓮宗 華光寺別院の住職です」といった人が炎上すると、そうもいきません。
喧嘩の仲直りと一緒で、時間が経てば経つほど、謝ることが難しくなります。
日本は「謝ったら勝ち」なので、このフレーズを腕に刺青で入れるか、紙に書いて額に飾って一日一回は思い出しましょう。ネットの達人もこのように言ってます