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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

印刷屋地獄

こ、これはリアルだな… 逃げられて乙
・【enemy】真のエネミーは義実家ではなく配偶者256【敵】

365 :名無しさん@HOME:2012/04/10(火) 23:13:07.26 0
2年ほど前に旦那と義実家が、元旦那と元義実家になったのお話。
自分デザイナー兼イラストレータ
義実家&旦那 地方の家庭内工業のちっこい印刷屋
十数年前、その地方ではわりと有名なデザイン事務所でチーフデザイナーしてた私は、仕事つながり旦那と知り合い付き合って結婚。
時代はDTP最盛期で印刷所もいっせいに変革を迫られていた時期。
アナログからデジタルへの移行期で、macをバリバリ使いこなして旦那とともに次々に高額の印刷機械を導入する私は
コンピュータのことなんてハナからバカにしていたウトメから目の敵にされた。
でも時代の流れからして今導入しないとダメだと旦那を説得して
生き残りのために真剣に印刷のことを学び、がむしゃらに働き続けた。
デザインができてイラストもばっちりで、DTPに対応している印刷屋として周りの同業者がバタバタと倒産していく中、何とか生き残ることができた。

366 :名無しさん@HOME:2012/04/10(火) 23:13:26.95 0
そして十数年が過ぎた。
近距離別居とはいえ、仕事場が一緒だからほとんど同居と同じで、「嫁のくせに家業を乗っ取りやがって!」とウトメに罵られながらも
「お前は正しいよ。お前が嫁に来てくれたからうちはつぶれずにすんだ」という
旦那の言葉を信じて、ずっとがんばってきた。
忙しすぎて子供はできなかったというか作れなかったけど、家事もして、仕事もして…いつの間にか
家族の中で働いているのは私一人になっていた。
アナログなウトメはDTP化の波に乗り損ねて、若いスタッフに仕事をまかせたまま
拗ねて働くのをやめてしまい、(正直、これはうるさい存在がいなくなってくれて嬉しかったが)
旦那はイラストレータやフォトショップを覚える覚えると言いつつ、結局覚えなかった。
専門用語がわからないから結局営業も行かなくなり、従業員と私に丸投げ。
「俺はお前みたいに出来がよくなくて…。ゴメンな。お前一人に苦労させて…」
人には向き不向きがあるし、旦那のきっと出来ない自分に苦しんでいるんだ…と思い、一層がんばる私はエネミー一直線だった。

367 :名無しさん@HOME:2012/04/10(火) 23:16:23.58 0
私がこの印刷所を背負っているという自負もあったから、一人でもがんばってきたんだけど
この不況で仕事が減ってきてほとんど働いていないのに給料を取っているウトメや旦那に
従業員の給料のために取り分を減らして欲しいとお願いしたら、「全部お前の言うとおりにしてやったんだから、最後までお前が責任を取れ!」と
ウトメだけじゃなく味方だったはずの旦那に思いっきり罵られた。
あれ?あれ?何かおかしいって思いながら、話し合おうをしたんだけど、こっちが何を言っても罵られるばかり。
わけがわからないまま事務所で一人で泣いていたら従業員の一人がこっそり教えてくれた。
旦那、浮気してて実は子供も2人いるんだって。
あまりの忙しさに全然気がついてなかったよ。
ボーゼンとした後、ものすごい怒りが襲ってきて、旦那とウトメのいる場所に怒鳴り込んだら
逆ギレした旦那に殴られた勢いで飛び出して、実家に帰ってしまった。
実家にはすでに両親はなく、妹夫婦が住んでいたんだが、青たん作って返ってきた私にビックリして事情を聞いて憤慨。
即座に病院とか連れていてくれて、悔しさと恥ずかしさと自分のバカさ加減に泣いてばかりいた私の代わりに
退職と離婚までの手続きを全部やってくれた。

368 :名無しさん@HOME:2012/04/10(火) 23:19:09.45 0
大変だったのは機械関係で2千万円くらい連帯保証があったこと。
浮気の慰謝料と相殺で連帯保証人を外してもらい、財産分与もなしにした。
文字通り無一文で放り出されたわけだけど、縁を切りたいばっかりだった私はそれで十分。
即行で地元を逃げ出して、別の都市で就職した。
技術はきっちり持っていたのでいくつかの派遣を転々として、今の会社に正社員で働いている。
妹夫婦に借りたお金を返して、貯金も200万円貯まった。
そして義実家の印刷所はこの前つぶれたそうな。
ザマミロ! ボケ!

375 :名無しさん@HOME:2012/04/10(火) 23:58:11.97 0
365だす。レスありがとです。
従業員の人は…30代と50代の正社員二人とパート一人にアルバイト一人です。
今でこそ迷惑かけたな、申し訳ないなと思うけど、当時は旦那たちのことを知っていながら黙っていたってことで私の中では敵認定してた。
だからすべての仕事の采配をしていた私が抜けたらとんでもなく
苦労するとわかっていながら(というかそれが復讐だと思って)
一度もコンタクトを取らずに逃げた。
実家に逃げてきて離婚成立まで一ヶ月ほどなんだけど、その間は従業員の努力で何とか回っていたからわりと簡単に離婚できたんだよね。
その後、仕事が来ても作る人間がいないと仕事が少しも回らないということにお馬鹿な奴らは気がつき、ほとんど恫喝状態で妹宅に押しかけてきたみたいだが、妹夫婦には姉(私)は行き先も告げずに失踪したということにして、義実家に
「お前らのせいで姉さんが自殺したら訴えてやる!!」と言い続けてもらった。
新しいデザイナーを雇ったらしいけど、あんな安月給(15万円)であんなハードな仕事(一日18時間労働)は
普通の人には出来ないと思うんだ。
私が出来たのはただただエネミーだったから…。

443 :365:2012/04/11(水) 21:34:03.22 0
途中から何を争っているのかさっぱりわからなくなった、エネmeーの365です。
仕事から帰ってきたので、とりあえずの補足です。
当時DTP化しない弱小印刷所は、その数年後にはすべてつぶれたから、生き残りたければ私がしめした道、一択でした。
廃業も私が結婚する前の設備投資で借金が山ほどあり、住居まで担保になっていたので廃業=義実家全員自己破産しかなかったです。
廃業を先延ばしにしたと言われればその通りですが、十数年先延ばしにして、その間に何人もの従業員やパートさんたちを
養ってきたのだからそれはそれでよいのではないでしょうか?
それとウトはもともと腕のいい版下職人さんでしたが、その部門が丸ごとコンピュータに取って代わられて消滅したため、社長という肩書きだけの人になりました。
職人としてプライドが高かっただけに、徹底的にバカにしていたコンピュータのオペレーターになんて
死んでもならんという感じでしたね。
トメは一応経理をしていたんですが、これも途中から経理ソフトになったので
パートさんの仕事になりました。
ぶっちゃけ社長ウト25万円トメ15万、副社長旦那25万私15万円で世間一般の共働き世帯に比べると
それほど多くないです。従業員なんてもっと少なくて…。

444 :365:2012/04/11(水) 21:37:12.10 0
私と旦那で40万円で、副社長の旦那の顔を立てて旦那の方を多くしてました。
旦那25万円のうち10万円+私の15万円で生活のやりくりをして、残りは貯金してくれたと思っていたら浮気相手との生活につぎ込んで、貯金は全くなかったらしいです。それに気がつかなかった私ってwww
とにかく忙しくて、旅行なんて町内のバス旅行くらいで、マイホーム欲しいねーと会話してても旦那は動かないし
(貯金がないんだから動く気ゼロだったんですね)、私は常に仕事で動けないから夢を語るだけで終わってました。

450 :365:2012/04/11(水) 22:15:32.34 0
>>「お前らのせいで姉さんが自殺したら訴えてやる!!」と言い続けてもらった。
>これ言われた後の馬鹿どもの反応を知りたい
>つーか言い続けてもらったって何度も来たということか…
直接来たのは2回だったそうな。
仕事の責任云々、顧客への責任を取れ!! できなければ損害を賠償しろ!とか言ってきたって。
でもこっちこそ訴えてやると言われてびびって来なくなったらしい。
ただし電話は結構しつこかったって。
義実家がその後二年近くも生き延びられたのは私のおかげだと自負してる。
その周辺のスーパーや商店のチラシやパンフをわりとたくさん引き受けていて、デザインもきっちりフォーマット化していたからコツさえわかれば誰でもできるようにしてた。
ただそのコツがあのお馬鹿さんたちにはわからなかったから、私に連絡を取って聞きたかったらしいwww
ある時からピタッと止んだので、それなりに優秀なデザイナーを雇って
それなりに仕事が回るようになったんだろうね。

451 :365:2012/04/11(水) 22:20:24.21 0
ただ、義実家印刷所の売りが私のイラストと写真加工&CG合成の腕だったんだ。
同じ印刷の値段でこーんないいものができますよーとクライアントをゲットしてたから、売りがなくなって、だんだんとクライアントに切られ、不況で仕事そのものがなくなっていき…、ボン!
2年も猶予があったのに新しい売りを作れなかったのはあの人たちだしー、つぶれたのは私のせいじゃない。
負債は思いっきりあったと思うよ。
私と離婚した時、私が連帯保証人になっていたのは2000万円だけど、ウトメだけの借金も別にあったし、総額は倍近くあったと思う。
あの借金が増えていることはあっても減っているとは思わないな。
だって利子さえ払っていればいいって言っているような人たちだったからね。
元義実家と妹夫婦宅は40キロは離れてるし、私のいるところは200キロはある。
つぶれた話だけは伝わってきてもそれ以外は噂も聞こえてこないから何も知らないよ。
というわけでもう書き足すこともないと思うので、明日の仕事ために寝ます。