小さい頃、そう、小学生時代はノストラダムスの予言に怯えたり、チェルノブイリの原発事故を聞いて世界が滅びると思ったり、寝る前は何かと怖がっていた。目をつぶると僕は死んでしまうのではないか?
年を重ねていくと、神経が図太くなるのか簡単には死なないと学習するのか、子供時代にあった「漠然とした死への恐怖」から解放される。しかし、2011年3月11日の事件でまたあの時代に逆戻り。人間…… 自分はいずれ死ぬとはわかっていても、やはり脅威となるものが身近にあると、寝付きが悪い。未来ある子供が近くにいたらなおさらだろう。
デマを信じたり、忘れたり、宗教にすがっても何も解決しない。どうせ亡くなるなら、いろいろやって死にたいものだと考える元旦でした。