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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

最高にイラツクが素晴らしい作品「モテキ」

ギギギギギ!(歯ぎしりをする音)
映画『モテキ』を鑑賞。
モテキといえば、雑誌イブニングで第1話から最終話まで、リアルタイムで毎号身悶えしながら読んでいた。ドラマは「絶対にイライラするな」と思っていたのでスルーしていたけど、映画版は評判よかったので、ついつい観に行ってしまった。

映画「モテキ」はクオリティが高い作品だ。
最近「カーズ2」「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「サンクタム」「トゥルー・グリット」(リバイバル上映だけど)「電人ザボーガー」などなど見たが、それらに比べるとダントツに面白い。
しかし、観ている最中&観終わった後に最高に「イライラ」する作品だ。「5秒に1回のドキドキ」ならぬ「3秒に2回のイライラ!」。
今年はもちろん、もしかしたら過去5年・未来5年で観ていて怒りでアドレナリンが出た映画なのかもしれない。鑑賞中はずーーーと頭に来ていて冷静じゃいられませんでしたよ、本当に。
なぜオイドンがそんなに切歯扼腕(せっしやくわん=激しく怒ったりしてじりじりいらいらすること)状態だったのか!

◎考えられる理由
1 長澤まさみのおっぱいを揉みたかった
2 麻生久美子のおっぱいを揉みたかった
3 仲里依紗のおっぱいを揉みたかった
4 真木よう子に蹴られたかった
5 リリー・フランキーが死ぬほど嫌いだから
6 音楽フェスが嫌いだから(どうせ薬でもきめて乱交しているんだろう?)
7 ナタリーが嫌いだから(何が「ポップカルチャーのニュースサイト」だ)

と、一瞬にして7個の要因をあげることができるが、これらは刺身のツマみたいなもんで、大きな原因じゃない。

OK…… 確かに劇中の長澤まさみは脚もきれいで胸もでかいし、カワイイ。もし自分の親が長澤まさみに惨殺されても「大好き! 一緒に寝よう」と言われたら、親殺しの罪を許しちゃうぐらいチャーミングだ。
しかし……! 劇中の長澤まさみは■■しているようなビッ■、で誰にでもいい顔し、男に思わせぶりな態度をとりながら、体は許さない。しかも主人公が告白したら「■■できない」って、断るエゴイスト。いやーむかつくわ〜 こんな女がいたらむかつくわ〜(ミサワ風に)と、長澤まさみが演じる「美由紀」が最低だ。本当に最低だ(大事な事なので2回言いました)。
主人公に攻撃されて美由紀が傷つく場面があるんだけど、観ていてかなりスカっとして「ざまあみろー!」とロッキーのエンディングなみに叫びたくなりましたよ。ホント!

で、次に主人公の森山未來演じる「藤本幸世」。漫画版でも彼の「優柔不断」を読むたびに怒りで失神しそうになっていた。それを動画で、演技力が高い役者が演じたら、それはどんな結果をオレにもたらすか、いわずもがなでしょう。ただ、美由紀と違って彼は「成長」する過程があるので、まだマシなんだけどね。主人公の行動をあんまり語るとネタばれになるので、続きは劇場で。

この映画、核となる2人がオイドンの「ムカつきポイント」をバシバシ刺激しながら、設定や演出が「これでもか!」というぐらい「イライラさせる要素」(待ち合わせ場所が吉祥寺のヴィレバン前とか)が、てんこ盛りなので(かなり丁寧に描かれている)、映画中に心臓まひを起こしそうでした。

オープニングとエンドロールは凄くカッコいいし、劇中のTwitterの扱い方も完璧、流れる音楽もパーペキですわ。頭に来るけど、いい作品です。く、くやしい…… ギギギギ