Hagex-day info

紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

自殺を考えていたところ

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/15(月) 20:44:16
僕は高校2年生でうつ病になった。
詳しい原因は自分でもわからない。
親が心配して扉の前に来て、慰めようとしてるのか。
毎日同じこと言って来る。自分の学校は単位制、週7回休んだらその場で終了となる教科もあった。
病弱である自分は、すぐ風邪をひいたり腹を痛くして、欠席はもちろん、遅刻も早退も多かった。
自分はもう3週間も引きこもってて、この世界に飽き飽きして、自殺系サイトにも手を出してしまうほどだった。
そんなある日、先生から電話が来た。
俺は出たくなくて、変わりに母親が話していた。
電話は15分くらい続いた。
電話を終えた母親はすぐ俺の部屋の前で。
「あと1週間で単位切れるよ。 ホラ 明日学校行きなさい」
とか
「いじめでもうけてるの?」
とかばっかり言ってくる。別にいじめられてる訳ではない、自分でも引きこもってる
原因がわからないんだ。
そして、単位が切れる3日前
久しぶりに夢を見た。
自分の部屋でテレビを見ていた。するとベランダの方から声が聞こえた。
勇気を持ってベランダに出てみると、左側に自分と同じ年くらいの女の子が座っていた。
俺は一瞬 「あれ?」と思った。
彼女は体が透けていた。
それから10分くらい話した。
彼女は2年前交通事故で亡くなっていたようだ。
それを知ったとき、自分の中に罪悪感が流れた。
彼女はまだ生きていたかっただろうに・・・それに比べて俺は自ら命を絶とうとした、最悪だ。
それから彼女は話した。
「デートしたり結婚したり、子供育てたり、まだまだいろんな事やりたかったな・・・」
もう自分には耐えられなかった。
彼女の言葉ひとつひとつが自分に重くのしかかって来た。
彼女はずっと空遠くを眺めていた。
自分も彼女が見つめる先を見てみた。
さっきまで暗闇に包まれた夜だったのに、気がつけば明るくなり始めて、朝日がのぼっていた。
そのとき、自分の中の考えがはっきりと変わった・・・
どんな薄汚い世界でも、見方を変えれば輝かしい世界が広がっている。
この子だってそうだ。これから会う人や楽しいことがいっぱいあっただろうに。
事故 で他人に人生をすべて取られた・・・。
可哀想に・・・。
そして気づけば彼女は消えていた・・・。
それとほぼ同時に目が覚めた。
朝日が暗い自分の部屋を明るく照らしていた。
朝の6時・・・ 3週間ぶりに制服を着た。
それからも学校で「つらい」 とか 「逃げたい」 とか思うことはたくさんあった。
でも彼女のことを思うだけで、あの日の夢が頭をよぎるだけで。
心の奥底から勇気が湧いて来た。「絶対に乗り切ってやる!」、「あの子の分まで生きてやる」
そう想い毎日がんばった。
そして
今では結婚して1歳半の子供がいる。
今の自分があるのは、あの子が夢に出てきてくれたから・・・と自分に言い聞かせている。
あの日から彼女は夢に出てこないけど。
今、本当に伝えたいことは
「ありがとう」 この一言だけだ。