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今すぐ聴け! 俺が選ぶ平沢進ベスト10

ここ数日 平沢進がネットで大人気。
間違えてないか?私は平沢進だぞ。平沢唯じゃない。
やじうまWatchの記事
平沢進との出会いは、やはり長州力の入場曲「パワーホール」。まあ、平沢進が作曲としたと知るのはそれから十数年後なんだけど。
1、2年前にAさんから平沢進の「世界タービン」を教えてもらい衝撃を受け、いろいろな曲を聴くに至る。
今回の騒動で平沢進を知った人もいると思うけれど、彼の略歴や、髪の毛の話や、タイのニューハーフとのロマンスは、Wikipediaを見てもらうとして、やっぱり実際に音楽を聴くのが一番。異論反論はたくさん来るだろうけど、個人的に平沢進のペスト10をセレクトしてみた。
みなさんもぜひ聞いて、師匠の曲を購入してください!

世界タービン - 平沢進

私を平沢進ワールドに陥れた1曲、1990年リリース。アミーガで作られたPVがあまりにも強烈で1度見ると忘れられなくなる(笑)。その動きは何? でかい携帯(軍用無線!? って当時の携帯は大きかった) なぜ鯵を耳に当てる? などなど。あ、これMADじゃないからね。
意味があるのか無いのかよくわからない歌詞(どの曲にもいえることだけど)。力強いメロディ。女性のボーカルの泣きがありと、まさに平沢進のエッセンスを濃縮した1曲。個人的にはベスト1位。以下のアルバムに収録(以下同じ)。

サイエンスの幽霊 - 平沢進


ANOTHER DAY - P-MODEL

平沢進は、最初P-MODELというバンドにいたんだけど、その時代の曲、1986年。これもPVが素晴らしい。なぜ波止場で演奏しているの? あ、ちょうどいい具合に波が! 平沢進は「タルボ」という金属製のギターを使っているが、潮風にやられないの、大丈夫?(アルミニウム合金だから平気なんだろうけど)、エスカレーターを逆走して平気なの… と最初は笑いながら見てしまうが、気がつけばあなたも師匠の虜に! これも大好きな1曲です。「合言葉は消えちゃいました」

ワン・パターン - P-MODEL


サイボーグ - P-MODEL

1985年。キーボードの演奏に度肝を抜かれるライブ版の映像。平沢進の曲(P-MODELだけど)は、意味のわからない歌詞が多いけれど、これは特にわからない。しかしパンチ力は抜群で、一度聴くとそのフレーズにノックアウトされるだろう。いきなり「諦めに行こう」だし(笑)。
「Love you ホラ吹き」「お土産は吹き矢 バスの駅から放つ」(←おいおい捕まるぞ!)などなど。友人からのメールの返信の文言に困ったら、この曲から引用するといいですよ。サイボーグの歌詞

カルカドル - P-MODEL


ハルディン・ホテル - 平沢進

映像はライブ版なので、メンバーの紹介が最初に入っている。本チャンの曲は2分25秒からのスタートなので、せっかちさんはそこから始めたほうがよい。しかしボーコーダーでメンバー紹介ってとっても平沢進らしい。そしても衣装もかなり平沢節。「一緒に行きませんか?」1990年

時空の水 - 平沢進


カウボーイとインディアン - 平沢進+戸川純

個人的なベストアルバムは「サイエンスの幽霊」。お金がない人はとりあえずこのアルバムを買っておこう、損はしないしジャケットも素晴らしい!
で、このアルバムの代表曲は「世界タービン」なのは間違いないけれど、この曲も捨てがたい。陽気なリズムとメロディだけど、そのとてつもなく未来がない歌詞に惹かれてしまう。出だしが「かつては優雅な宴に明け暮れた 開拓男の末路には 神経症と癒えない咳き込みと 夜毎の夢は、あ〜 あ〜」だもんね。
戸川純の高い声も魅力。ニコニコ動画の音は質が悪いので、ぜひ高音質で堪能してほしい。1990年。

サイエンスの幽霊 - 平沢進


ロシアン・トビスコープ ロケット- 平沢進

「ロシアン・トビスコープ」1991年と「ロケット」1990年の2曲をセット。
「ロシアン・トビスコープ」はメロディもいいんだけど、歌詞がやっぱり強烈。その昔、ジャンキー編集者で有名だった青山正明は、「テクノ・ハウスミュージックの人間の声は楽器の一部でしかない」と指摘していたけど、この曲を聴くとその意見も納得してしまう。「東京の平沢です」「いいえ違います」「ロシアン、ロシアン、トビスコープ」

ヴァーチュアル・ラビット - 平沢進


ヴァーチュアル・ラビット- 平沢進

これも魅力的な歌詞。出だしが「ロシアからの便りでは 嵐の海にあるという アボリジニの晩餐に ならんだ力と規則が〜」って、なんだよそれ! 師匠のギター演奏にも注目です! 1991年。

ヴァーチュアル・ラビット - 平沢進


山頂晴れて - 平沢進

この曲は歌詞も曲も「ひたすら壮大」。ぜひ富士山に登った時は大音量でかけたい。ニコニコ動画の映像は音と映像がずれて、音質も悪いのでぜひCDを買って、大きな音で楽しみましょう。1991年。

ヴァーチュアル・ラビット - 平沢進


ソーラ・レイ2 - 平沢進

映像では「ソーラ・レイ2」を掲載したけど、元は「ソーラ・レイ」1989年。「ソーラ・レイ」と「ソーラ・レイ2」はリズムが全然違うので、メロディは同じだけどぜんぜん違う曲の印象がある。個人的には「ソーラ・レイ2」の方が好きです。

Solar Ray - 平沢進

以下おまけ
NHK番組「'80 春テクノポップって何?」より

若いころの師匠が拝見できます。あ、髪の毛の話題は禁止な! ヒカシューの「20世紀の終りに」と巻上公一の狂気の面構えもあわせて楽しめる映像となっております。

「補償金もDRMも必要ない」――音楽家 平沢進氏の提言
作品を積極的に聴く前は、平沢進といえば「JASRACと戦っているアーティスト」というイメージがありました。