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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

マリーアントワネット(2006年)


土曜日にららぽーと豊洲のユナイテッドシネマで鑑賞。ここの映画館は初めてだったんだけど、きれいだし、音響もよくてサイコーでした。
お金もかけている、衣装も凄い、本物のベルサイユ宮殿で撮影しているのでロケーションも最高。し、しかし、ここ1年観た映画の中でもっとつまらない1本でした!!!(涙)
本当に最低映画だったり、どうしようもない映画ってのは、それなりに魅力はあるんだけど、この映画は「自意識だけは過剰にあるが、才能もなく努力もせずに作られた、美大生の学芸会シネマ」。
マリー・アントワネットの人生は、腹黒大王福留功男がびっくりするぐらい波乱万丈なわけですよ。
結婚自体は長年敵対してきたブルボン家ハプスブルク家の和議を結ぶといったすげー超重要なんだけど、夫は包茎でいきなりセックスレス&錠前大好きなかなりオタク。そんでもって、義理の父の愛人に愛想振りまいたり、宮廷で仲良くなったら女官は頭も尻も軽い上に変な遊びを教えられたり、フリーセックス大国で有名なスウェーデンの伯爵と肉欲に溺れて昼ドラもびっくりのスキャンダルになったり、庭に擬似的な農村を作ってほっこりロハスローライフを楽しんだり、叶姉妹も失禁する192億円の宝石の詐欺事件に巻き込まれたり、フランス革命で逃げたらヴァレンヌ村で「逃亡ヴァレンヌ マリーオワタ\(^o^)/」と東スポの見出しに書かれたりと、最後はギロチンで首チョンパとそりゃ凄まじくドラマティックな生き様なわけですよ。
親の七光り・日本の国辱映画「ロスト・イン・トランスレーション」でお馴染みのソフィア・コッポラ監督は、そんなアントワネットを漬物屋の一人娘の平凡人生みたいな(きれいなドレスを着て、かわいい靴をはいて、女の子はみんなお姫様に憧れるわ! という脳死レビューは見ていてひっくり返りそうになります)、感じで撮影しているんですね。すげー高そうでおいしそうな鯛の刺身がでてきても、刺身は腐っていて食えずツマしか食べれなかった… そんな映画です。
勝手に映画評価 ★☆☆☆☆(星1つ)
公式サイト
Yahoo!映画でのレビュー
はてなダイアリーの感想をみていると、意外に高評価が多くてちょっとびっくり。もちろんほめている人の99パーセントは女性だ。
これをみた翌日に「さくらん」もみたんだけど、もてないOLみたいだな俺。