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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

30Daysは激おもしろい



『スーパーサイズ・ミー』スペシャル モーガン・スパーロックの 30デイズ
映画「スーパーサイズ・ミー」の監督がプロデュースするドキュメンタリー「30Days」。この番組はタイトルの通り、テーマを決めて30日間それを体験するといったものだ。具体的には「最低賃金で30日間」「ゲイと一緒に30日間」「イスラム修行を30日間」… といった感じだ。
この番組は町山氏の日記で知り、ずっと見たかった。ついに日本で放映! と聞くもwowowの放送なので、加入していないオイドンはみれず… と思いきや友人のB氏がwowowの録画したものを持っており、親切に貸しくれた。Bさんありがとう!
で、早速第一話を見てみたよ。
第一話は監督自らが「最低賃金で30日間」を過ごすといったものだ。

モーガン・スパーロック監督と『スーパーサイズ・ミー』にも登場したフィアンセのアレックスは、ニューヨークでのセレブライフとしばしのお別れ。番組のスタートは“まずは自分たちが実験台! ”とオハイオ州に居を移し、1時間5ドル15セントの法定最低賃金仕事だけで30日間生計を立ててみることに…。そこには衣食住や、人間の基本生活に関わるすべてにおいて厳しい現実が待っていた。健康保険がないために、急病のフィアンセに満足な医療を受けさせることもできない。果たして二人はこの30日間を無事に過ごすことができるのか?
公式サイトより

第一話は格差社会の本場アメリカが実感できる内容でした。日本のテレビ番組でもよく「1万円の食費で1ヵ月乗り切れるか!」といったバラエティ番組が放送されますが、しょせんバラエティ。30Daysでは「おいおいこれじゃ全く生活できないよ!」見ていると気が滅入ってくる内容でした。
監督と恋人が、怪我と病気で病院に行く場面がある。診療後に数万円の医療請求費がやってくるんだけど(包帯巻き賃20ドル!)、1時間5ドル(600円ぐらい)の稼ぎで数万円の医療費を稼ぐのに何時間働かなければならないんだ! 監督は叫ぶシーンはアメリカの保険制度がダメダメなのが、よーーくわかるシーンで印象深い(日本の国民皆保険制度は素晴らしい!)。
家賃の安い家は治安が悪く(下の部屋は元麻薬密売所だ)、公共交通機関のバスの不便さ(基本的にアメリカは車社会なので、バスは貧乏人の乗り物。映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」や「8mile」、「ペイフォワード」などででてくるバスのシーンを思い出す)、最低賃金ではろくな仕事がなく、「あぁアメリカの下流は本当にダメダメなんだ」と実感できる。
よく、発展途上国の貧困なドキュメンタリーを見ると「こんな国に生まれなくて良かった」と思うが、今回の30Daysを見ると「アメリカに生まれなくて良かった」と素直に思ってしまう。
「混合診療」は公的健康保険の”民営化”の始まり
各国の保険について詳しいエントリー。参考になる。
30Daysに言及しているブログテクノラティ
アメリカの貧困層はどれ位いるか調べ見てると次のブログを発見
貧しいアメリカ:約3,700万人が貧困ライン以下、4年連続上昇
2005年8月の発表なので、ちょっと古く、データも孫引きになるが、掻い摘んでみてみよう。
アメリカ政府が定義する貧困層は「4人家族(夫婦+18歳以下の子供二人)の場合、年間世帯収入19,157ドル(約213万円)以下は貧困家庭」とされており、3700万人ぐらいいる。医療保険に関しては、「2004年度における米国民の医療保険未加入率は15.7%で、およそ4,580万人が医療保険未加入」とのこと。
日本はどうなんだろうと調べると国際機関のOECD経済協力開発機構)の「貧困率(Poverty Rate)」に関するレポート」を取り上げているブログが多数ひっかかる。このリポートが80ページに及ぶ英文のリポートで、またまた孫引きになるが、OECD全体の平均貧困率は10.44%。貧困率のはトップ5は 1位メキシコ(20.3%)、、2位アメリカ(17.1%)、、3位トルコ(15.9%)、4位アイルランド(15.4%)、5位日本は15.3%となっている。英文のリポートを精読すれば、貧困率の定義や細かいことがわかるんだろうけど、訳をするほどの時間も実力もない。まあ、暇な時にもうちょっと調べてみます(こういうとき、暇な大学生が羨ましい)。
余談だけど、このOECDのリポートは人気者で「日本の貧困率は世界5位!」と煽ったエントリーが多数あったけど、OECDの加盟国ってたった30ヵ国なんだよな。全世界191ヵ国中5位と、30ヵ国中5位じゃ全然意味合いが違ってくるような……(今回のリポートは24ヵ国中という話も。こういったズレがあるから、データの孫引きってダメだよな)。どちらにせよ日本の格差社会はひろがっているというのと、国別の経済比較はなかなか素人には難しい… というのは実感しました。
OECDのリポートに言及しているブログテクノラティ